牧阿佐美バレヱ団『シンデレラ』 東京・大阪で再演――田切眞純美が振付した話題作
牧阿佐美バレヱ団が、2025年秋に新制作・初演した『シンデレラ』(全2幕)を、2026年夏に東京と大阪で再演する。同団の田切眞純美が台本・構成・演出振付を手がけた作品で、初演時に好評を得たことから早くも再演が決まった。
公演は、東京・なかのZERO大ホールで8月22日(土)・23日(日)、大阪・フェスティバルホールで9月19日(土)に上演される。大阪公演は第64回大阪国際フェスティバル2026の一環として行われる。上演時間は100分。「子供のためのバレエ公演」として、バレエファンはもちろん、親子で初めてバレエを観る人も楽しめる内容となっている。

少女の心の成長を描くバレエ・ファンタジー
本作の『シンデレラ』には、シンデレラの母親が登場する。大切な母を亡くして悲しみに沈むシンデレラは、義理の母や姉妹ともうまく接することができずにいる。通常は意地悪な人物として描かれる義母や姉妹は、この作品では性格の違いやコミュニケーションの難しさなど、日常的な人間関係を映すものとして語られる。
また、四季の精がシンデレラの感情の化身として現れ、悲しみから立ち上がる勇気を与える。宮殿に暮らす王様と王子にも親子の感情や互いへの思いが描かれ、シンデレラと王子の出会いは、二人の心の成長とともに幸せをつかむ未来を想像させる。

シンデレラの周りにいる動物たちが紳士に変身するユーモアや、豪華な宮殿の舞踏会など、『シンデレラ』ならではの見どころも盛り込まれている。優しい物語を通して伝えられるのは、意志を持って新しい一歩を踏み出す大切さというメッセージだ。
スタッフ・キャスト
台本・構成・演出振付を担当した田切眞純美は、10代で勅使川原三郎の演出・振付作品に出演し、2012年に牧阿佐美バレヱ団に入団。古典作品のほか、ローラン・プティや金森穣の振付作品にソリストとして出演してきた。同団が2023年に始めた創作の場「DANCE ALOUD」で2年続けて作品を発表しており、今作で初めて全幕バレエの振付に取り組んだ。
舞台の装置デザインは、ARTDOMINO paint&design代表で、舞台背景美術を多く手がける安藤基彦が担当する。芸術監督は三谷恭三、振付補佐は清瀧千晴、音楽はセルゲイ・プロコフィエフ(特別録音)。
主演は公演日によって異なる。シンデレラ役は西山珠里(8/22)と今村のぞみ(8/23、9/19)、王子役は清瀧千晴(8/22、9/19)と小池京介(8/23)が務める。西山にとっては初役となる。

≪公演概要≫
『シンデレラ』(全2幕/上演時間100分)
【東京】なかのZERO大ホール
8月22日(土)14:00開演/8月23日(日)13:00開演
【大阪】フェスティバルホール(第64回大阪国際フェスティバル2026)
9月19日(土)14:00開演
※いずれも4歳未満は入場不可。音楽は特別録音を使用する。
なお、東京公演に向けて子役の募集も行われており、締切は7月10日(金)。
問合せは、なかのZERO事業課(03-5340-5043)まで。

