山梨・北杜市の甲州街道沿い240坪の土地にわずか600万円で家を建てた果物農家…その理由は「妻の夢のため」

2026.6.19 11:45

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家の外観

井上咲楽が6月18日放送の『見取り図の間取り図ミステリー』に出演。国道沿いという立地に、土地・建物込みでわずか600万円という安さで家を建てたご家族を訪ねた。

井上が訪れたのは、人口約4万5000人、『山梨県で住み続けたい街ランキング』(※出典:いい部屋ネット 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2025<山梨県版>)で見事1位に輝いた、山梨県北杜(ほくと)市。富士川が流れ、富士山を仰ぎ見ることのできる自然豊かな街だ。そんな北杜市で井上が訪ねたお宅は、国道20号線、甲州街道沿いの約240坪の土地に建てられていた。ご主人は果物農家を営む窪田多加成さん。脱サラして果物農家に転身し、水がきれいなこの街に移住してきたのだという。

240坪の敷地内には建物が2つある。まず、1つ目の家へと案内された井上。そこは窪田さんご夫妻と3人のお子さんが暮らす住居だった。築55年という古民家をフルリノベーションした2階建て、5LDKのお宅。その1階リビング、ダイニングテーブルが置かれている辺りには謎の5本の柱があった。リノベーションの際、壁をすべて取り払って広大なリビングへと生まれ変わらせたのだが、どうしても建物の構造上、柱は取り払うことができず、やむなく残したままなのだという。

間取り図

なかなかの存在感を出している柱だが、意外にも子どもたちからは「楽しい!」と評判が良い。というのも、普段から「登ったり、背を測ったり」して遊んでいるのだという。「子どもっていつかは巣立っていくじゃないですか。だから狭くて不便なところもあるんですけど、ぎゅっと家族が一緒にいられる空間で、これはこれでいいのかなって思ってます」と語る窪田さんに井上も「いい空間ですね~!」と同意していた。

地元の方に土地を借りて、ぶどうや桃を育てているという窪田さん。その畑は約4800坪もの広さになるが、土地のレンタル費用は年間でたったの約12万円!そして、そこで作った果物が活躍するのが、敷地内にあったもう1つの建物。そこは窪田さんの妻・沙弥香さんが営む『パイとキッシュの店 わんぱく堂』だった。

パンとキッシュのお店の写真

約20種類の商品が並べられており、すべて沙弥香さんの手作り。中でも人気の商品が、窪田さんの畑で獲れたぶどうをたっぷり使った『自家製巨峰 レーズンシュガーブレッド』。「うちで作っているぶどうを使っているのでたっぷり入れられる」と語る沙弥香さん。試食した井上も「んー!ぶどうがゴロゴロ入ってますね」とおいしそうに食べていた。

家族5人で暮らす自宅と、妻・沙弥香さんが営むパン屋さん、国道沿いの240坪という立地に2つの建物が建てられて、その費用は600万円という破格の安さ。いったいなぜこれが実現したのか?

その理由は2つ。1つ目は、北杜市全体が都市計画区域外にあり、県庁所在地の甲府市と比べると地価がたったの4分の1にまで抑えられているということ。事実、この家の辺りには都市ガスも整備されていなかった。

そして2つ目は国道沿いという立地。窪田さんによると「移住で来られる方はもうちょっと静かな環境を好まれる」そう。確かに、家の目の前を通る甲州街道は昼夜問わず交通量も多く、騒音もなかなかのもの。地元の不動産会社によると、この騒音のため地価も下がってしまうという。窪田さんのお宅もよく見ると道路に向かって白い壁が作られていた。この壁が道路からの目隠しになると同時に、騒音対策にもなっているのだ。

お店の外観

ではなぜそんなに騒音の激しい場所に家を作ったのか?それは妻・沙弥香さんの夢をかなえるためだった。「(妻の)将来の夢が、自分でお店を持つことで。お店もできて、農業もできて、というところで(選んだ)」と語る窪田さんの発言に、井上も思わず「ステキ!」とテンションが高まりつつ、「お店やるには人通り多くて車から見つけやすくて…すごく目立ちますもんね」と分析し、「ステキな思いがつまったお家ですね~!」と拍手を送っていた。

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写真提供:(C)ytv
文:entax編集部

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