ワインがテーマの歌謡グループ『SHiZUKU』“全員全パート録音”で生まれた“覚醒した色気” デビュー曲レコーディング裏側語る【独自インタビュー後編】

2026.6.12 18:00

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“ワインと音楽”のマリアージュで“大人のエンタテインメント”を届ける5人組グループ『SHiZUKU』。2026年4月に浅草九劇で行われたお披露目会で結成が発表され、6月13日開催のプレデビューライブのチケットは即完売。ワインソムリエの資格を持つメンバーや元劇団四季・帝国劇場出身の元ミュージカル俳優など、異色の経歴を持つ5人に、entaxが独自インタビュー。後編では、“全員全パート録音”で行われたデビュー曲『秘密のヴィンテージ』レコーディング秘話や、“人生の第2章”への思い、さらには“敬語禁止令”まで、個性あふれる5人の関係性と音楽への熱い想いに迫った。
【インタビュー前編はこちら】

──門脇さんは劇団四季や帝国劇場という大舞台を経験されていますが、SHiZUKUとしての舞台はいかがですか?

門脇 僕にとっても新しい挑戦ですし、“人生の第2章”だなと思っています。これまでは“役”として舞台に立ってきたんですよね。自分の前にひとつ仮面があって、さらに振付師さんから「絶対にこう動いてください」、歌唱指導の先生から「こう歌ってください」と、いろんなフィルターを通したうえで役として演じていました。

門脇 でも今回は、僕個人として、ありのままの自分で、しかもオリジナルの楽曲を歌う。そのことに対して、「選ばれたあとも自信を持ってやっていけるかな」という不安は正直ありました。実際、歌唱指導の先生から「もっと自由に、好きに歌ってごらん」って言われるんですけど、今までの舞台人生でそんなこと言われたことがなかったんですよ。「ここはこうしなきゃいけない」「前のキャストさんを参考にして」っていう世界だったので。

門脇 もちろん、これまでも舞台ではのびのびやっていたつもりなんですけど、今回は“0から1を作る”作業が本当に多くて。今まで経験してきたものとはまったく違うので、日々戸惑いもあります。でもそのぶん、自分がやる意味もすごく感じていて。0から1を生み出せる環境には、大きな可能性があるなと思っていますし、「第2章が始まったな」という感覚があります。

──メンバーそれぞれの個性が活かされているんですね。
門脇 そうですね。僕が何かやると「それいいね」って取り入れてもらえることもあるんですけど、「本当に大丈夫かな?」って不安になることもあるんです(笑)。でも逆に、みんなは0から1を作ることが得意で、自分のやりたいフェイクをパット出してきたり、そんなメンバーが本当に多いので、僕自身もすごく刺激を受けていますし、楽しくできています。

(左から)松田 シャルドネ 創太郎、門脇 リースリング 卓史

──松田さんは音楽一家で育ちつつも芸能未経験、前職は『WEBディレクター』とのことですが、グループを客観的に“ディレクション”するなら、今後SHiZUKUをどんなグループに成長させていきたいですか?

松田 みんな、それぞれ「こういうことがしたい」っていう軸をちゃんと持っている人たちなので、そこは絶対に表に出したほうがいいなと思っています。やっぱり、“やらされている”感じではなくて、「僕たちがやりたくてやっています」っていう熱量が、見てくださる方に一番説得力として伝わると思うんです。

松田 だからこそ、メンバーそれぞれが持っている潜在的な魅力を、もっと引き出していきたいなと思っています。本人たちは「歌は未経験だから」「もっと練習しなきゃ」ってよく言うんですけど、そもそも持っている声が本当に魅力的で。スタート地点として、すでにすごく強いものを持っているなと感じています。

松田 なので、その声を活かせる曲選びだったり、6月13日のプレデビューライブの歌割りだったりは、僕がかなり考えています。「ここは絶対この人に歌ってほしい」みたいなことをずっと考えながら、何十回も曲を聴いて決めていますね。

SHiZUKU

松田 今はまだ『秘密のヴィンテージ』しかオリジナル曲はないんですけど、頭の中で“この人の声をここにはめたらどうなるか”みたいなことを常に考えていて。そういう意味では、今も自然とディレクション的なことをしているのかもしれないです。音楽面では、知識や経験も含めて、みんなを引っ張っていけたらいいなと思っています。

松田 逆に、ダンス経験が豊富なメンバーには、そういう部分で引っ張ってもらっていますし、それぞれの得意分野を活かす“適材適所”みたいな感覚はすごく大事にしています。トークでも、自分は“シャベルネ”担当として回したりしているので(笑)

門脇 まだオリジナル曲が『秘密のヴィンテージ』1曲なので、次のライブはカバー曲中心の構成なんですが、皆さんが聞いたことがあるような楽曲を5人で歌う予定なんです。その選曲から歌割りまで、かなり創太郎くんがディレクションしてくれています。

松田 もちろん、みんなで歌いたい曲や意見を出し合いながら決めています。曲順や構成、演出的な部分も含めて、「こうつなげたら面白いんじゃない?」みたいなことを提案させてもらって、5人で話して。その中で、僕は提案をまとめて、最終的にスタッフさんへ共有したりする役割をやっています。事務的な部分ですけど、歌割りをPDFにまとめてみんなに配ったりもしています(笑)
──まさにWEBディレクターの経験が活きていますね。
松田 そうですね。パソコン作業はもう“ちゃちゃっと”(笑)

(左から)松田 シャルドネ 創太郎、門脇 リースリング 卓史

──デビュー曲『秘密のヴィンテージ』、タイトルにちなんで…メンバー間だけの秘密のルールはありますか?
門脇 僕ら最年少が28歳、最年長が35歳なんですよね。年齢が離れてるんですけど、割と初めから上下関係がないんです。
全員 (うなずく)
門脇 敬語がないんですよね、「石田さん」とか…。オーディションのとき勝手に年下だと思ってましたし、「難しいね~」とか言って(笑)全然年上なのに!
石田 あははっ
松田 僕らも思ってた!
古川 俺も思ってた(笑)
石田 上下関係があったら言いたいこともちょっと言いにくいかなっていうシーンもあると思うんです。みんないいものを作りたいと思ってるから、フラットにどんどん出し合っていこうって感じが絶対いいと思うんです。
松田 最初に敬語禁止令を出してくれたんですよ。
門脇 ともくん(石田)もそうやって空気を作ってくれるのでありがたいですね。敬語禁止な関係は、お客さんも見えてるかもしれないですけど、裏でも「ね~ともくんともくん」って話しかけたりしてて…
松田 この感じで楽屋戻ったら(頭を下げながら)「石田さんお疲れ様です!」
門脇 「今日がありがとうございました!」
石田 「ぉ~かまへんかまへん」
全員 (手をたたいて爆笑)
松田 これはちょっと怖いですからね(笑)裏表なくやってます!(笑)

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