アンジェラ・アキ「全て破綻した」紅白、オリコン、武道館ライブ…“勝ち取る”人生に疲れた自身を救った出会いとは
2026.6.9 11:00
シンガーソングライターのアンジェラ・アキが6月6日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。活動休止中に過ごしたアメリカ・ナッシュビルで、自分自身と向き合った時間を想起した。
アンジェラは、見た目で判断された、苦悩の日々を話し始める。ハーフとして、幼少期を徳島の田舎で育ったアンジェラは「外国人を見たことがない人たちの中で育てられたわけだから、どこに行ってもやっぱり目立った」という。見た目の違いが受け入れられづらい時代や環境だったため、劣等感や疎外感が常に自身の根底にあった。
そうした背景からか、どのようにすれば周囲の人と自然と同じでいられるか、考えるクセがついてしまっていた。「(周囲と比べて)価値として、1個下がった状態からスタートしているから、目指している場所にどうすれたどり着けるかっていう計算みたいなものを物心ついた時からするようになった」と話す。

漠然とした疎外感からは、歌手として歩み始めても逃れられなかった。「ハーフっていうのは音楽の世界では売れないんだよって、みんなに言われた」そうで、ときにはアドバイスで音楽を諦めるよう言う人もいた。
周囲の“アドバイス”を振り切り、むしろ怒りを活力にして曲作りに励んだアンジェラ。紅白歌合戦への出場や武道館ライブなど、誰もが認める、一流のアーティストとして大成した。しかし、心のざわつきはなくならなかった。
「武道館やりました、紅白出ました。うれしいんですけど、1週間も経たないうちに“次は何?”って。もうブラックホール。“オリコン1位、じゃあその次は何?”みたいな」と周囲の評価が、いつしか自分の価値そのものとなっていった。認められたい一心で走り続ける生き方は、徐々に心を摩耗させた。
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