農業初心者の林家三平が1年目から25種類の野菜を育てることができた理由とは?妻・国分佐智子との那須高原での2拠点生活に密着
落語家の林家三平が、5月28日放送の『見取り図の間取り図ミステリー』に出演。妻の国分佐智子と息子と共に2拠点生活を送る栃木県・那須高原で、トマト栽培のビニールハウスづくりに挑戦した。
林家三平一家が2拠点生活をするのは、東京から新幹線で1時間10分の栃木県・那須高原。関東を代表する観光地・避暑地で、野菜栽培に適した寒暖差のある気候が特徴だ。三平は去年、広さ100坪の“三平農園”を手に入れて野菜づくりを始め、なんと1年目から25種類もの野菜を育てることができた。農業初心者の三平が、なぜ1年目からこれほど多くの野菜を育てることができたのか。
午前6時30分、番組が林家三平一家が住む那須の家を訪れると、三平と妻で女優の国分佐智子が出迎えた。国分は2000年代にドラマ・映画で活躍し、2011年に三平と結婚。昨年は大河ドラマ『べらぼう』への出演が話題となった。

この家は2階建ての3LDKで、広さは132平米。1番のこだわりは2階のリビングから見える景色だ。今の季節は、窓から青々と茂った緑を眺めることができ、「(前回のロケから)変わったでしょ?雰囲気。本当の春、真春です」と三平は胸を張る。
この時期は農作業が始まるため、家では朝ごはんを食べず、国分が作ったお弁当を現場で食べているという。国分はキッチンに立つと、梅干しや焼き鮭(ざけ)をほぐして白米で握り、大きなおにぎりをたくさん作った。他にも、ゆで卵、ピーマンの炒(いた)め物などのおかずも持っていく。
また、冷蔵庫を開けると、扉のポケットには様々な調味料が。国分は「調味料が多いのは、東京の家と那須の家どっちにあるのかわからなくなる」と説明し、三平も「2拠点生活の問題点」と笑った。
畑に出発する前に、国分は朝のルーティンである、敷地内の小川の掃除をする。「流れる道を作ってあげるの」と言って水の流れを遮っている枯れ葉を手でかき集めた。しかし、川の流れが気になって仕方がない様子の国分は川上に向かって移動してしまい、「お母さん、どこまでいくの!」と三平の声が飛ぶ。

その様子をスタジオで見ていた見取り図・盛山晋太郎は、「本当にユニークな方ですよね。女優さんが川上に向かっていく映像初めて見た」とコメントし、スタジオは笑いに包まれた。

午前8時、三平と国分は、息子と共に家から車で8分の三平農園へ。畑に到着すると、待っていたのは三平にとって農業の師匠である堀内和文さん。那須には農家や農業のプロが多く、農業初心者に栽培の方法を教えてくれるという。
まずは、国分が作ったお弁当で一息つく。三平は「おにぎりで乾杯〜」と言うと、農業の仲間たちと一緒に青空の下でおにぎりを食べた。今日の作業は、トマト栽培用のハウスづくり。三平は、このために購入した30万円の耕運機を披露し、「最高の愛車!」と満足そうな表情だ。
ここで、耕運機を置く納屋を貸してくれている、地主の大島三夫さんと遭遇した。三平が「私みたいな者が来るのは気持ち的にはどうなんですか?」と尋ねると、大島さんは「私はいいと思いますよ。(畑は)荒れ地になるから、作ってくれる方がいれば」とにこやかに答え、初心者である三平が畑を使うことを歓迎しているようだった。
実際、畑を使いきれない高齢の農家が増加していることが問題となっている。100坪の三平農園も、地主の方からのご厚意で使わせてもらっているそうだ。他にも、那須町は農業を始めたい人へ無料の研修や、畑を持つ地主の紹介など、支援を行っている。農業初心者へのサポートが充実している那須だからこそ、三平は1年目から25種類の野菜を栽培できたのだった。
いよいよ、トマト栽培の第1歩として耕運機で畑を耕すことに。まずは、国分が慎重に耕運機を運転すると、真っ直ぐ綺麗に耕すことができた。続いて、三平が運転すると、耕運機はなかなか真っ直ぐ進まず、国分は「ほら曲がってる、曲がってる!」と声をかける。「みんな楽しくやれるじゃない、にぎやかに。1人でやるとつまんないよ」と三平一家の農業風景を見て語る堀内さん。
スタジオの盛山が、「これ、息子さんにとってもすごいいいですよね?」と言うと、三平は「こないだね、カブトムシの幼虫が出てきたんですよ」と話し、息子への自然教育にもなっていることを明かした。
耕運機で耕した後は、その場所をシートで覆っていく。これはトマトの周りで雑草が伸びたり害虫が入ることを防ぐための作業だ。そして、シートの上に土を乗せて隙間を塞いでいく。三平がくわを使って土を乗せようとしたがうまくいかず、「これやりづらいよ」と言うと、堀内さんはくわを手に取り、慣れた手つきで土を被せていった。「やりづらいんじゃない、使い方よね」と辛辣な国分。
最後に、ビニールハウス作りに取り掛かる。支柱を立てた後、骨組みを設置し、骨組みの上にビニールを被せるという手順だ。2時間後、ビニールハウスの基礎が完成し、この日の作業はここで終了となった。

作業を終えた三平は、「我々が、噺(はなし)家と女優っていうだけじゃないんです。普通の人が入ってきてもそういう関係ができるんですよ。“これ、とれすぎたから食べなよー”って言ってくれる環境があるんですよ。これが何よりも恵みですね」と話し、那須での農業が充実していることをうかがわせた。

