レズビアンをカミングアウトすることで周囲からの反応は?元バレーボール選手・滝沢ななえ「“彼氏も旦那もいないですけど、今、彼女がいます”って伝えたら…」
5月26日放送の『上田と女がDEEPに吠える夜』のテーマは“レズビアンと社会”。レズビアンを自認する出演者たちが集まり、カミングアウトについてDEEPに語り合った。
性自認や性的指向は人によってさまざまで、中でも女性として女性を愛するセクシュアリティーは“レズビアン”と呼ばれている。そして自認した人が、自らのセクシュアリティーを公表するカミングアウト。とあるデータによると約50%のセクシュアル・マイノリティーが自らのセクシュアリティーをカミングアウトしていないという(参照:電通グループ「LGBTQ+調査2023」およびアライアクションガイド)。
実際、レズビアンを自認する方からは、「きょうだいのうちの数名には話してます。話したきょうだいから“両親には絶対言うな”って。“この年になって理解できるわけがないんだから、言わないでくれ”って言われてるんで、親には言ってないですね」といった葛藤が明かされた。また、「父は“理解不能”って言ってましたね。“女性が好きでもいいから男性と結婚してほしい”って。私たち結婚式もあげたんですけど、“お前のは結婚じゃないから”と、全然認めてくれない」という切実な思いも語られた。
スタジオでも、MCの上田晋也が「カミングアウトしづらかったりっていう状況、環境なのかもしれませんけれども、カミングアウトをなさったのはいつ頃なんですか?」と尋ねると、文筆家の牧村朝子は、レズビアンの人たちが集まる約40人のパーティーに足を運び、“自分と同じ年代の人たちがこんな楽しそうにしてる”と感銘を受けたことを回顧。

その当時、芸能活動をしていた牧村は、カミングアウトをすることで“仕事の幅が狭まるかもしれない”と思い悩んでいたという。「事務所にも言ってなかったので、“もしかしたらクビになるかもしれない”とか。でも、“レズビアンであることを言っちゃいけないこと扱いするんだったら、私が自分の友達を後ろ指差される存在のように扱っているようだな”って思って、“じゃあ言おう”って思って言ったのがきっかけでした」と当時の葛藤を振り返った。
続けて、元バレーボール選手の滝沢ななえは、「高校の時からの親友に、“ななえって女性の方が好きなの?”って聞かれたのが、初めて“ここでもう言える”って思って」と、タイミングが巡ってきたことを思い返した。そして、「実は女性の方が好きなんだよね」と初めてカミングアウトしたことを吐露。

その相手のリアクションにてついて聞かれると、「わかってて聞いてくれたと思うので、びっくり仰天みたいなことではなくて。“やっぱりね”ってすんなり受け入れてくれたので。それが1つの成功体験」と振り返った滝沢。
その後、テレビの打ち合わせをしていた時に、「彼氏か旦那さんかいるんですか?」と聞かれた滝沢は、「“彼氏も旦那もいないですけど、今、彼女がいます”って伝えたら、“そこの部分是非使わせてください”ということで、公に」と、メディアを通じてカミングアウトしたという。
そこで上田が、「“ご家族にはまだ言ってないし”とか、“こういう形で伝わるの嫌だな”とかっていうのはなかったですか?」と尋ねると、唯一伝えていた母親から「公には言うことじゃないよ」と口止めされていたという滝沢。しかし、「“ネガティブな反応があるのかな?”って怖かった部分はあるんですけど。ありがたいことに、ネガティブな反応はなくて。“レズビアンであろうが、応援する気持ちは変わらないよ”」と、周囲が受け入れてくれたことに安堵(あんど)の表情を見せた。

そして、午前0時のプリンセス・大内アイミは、フィリピン人でクリスチャンの母親には、自身がレズビアンであることを言いにくかったそうで、「そこがラスボスみたいな」と心境を吐露。そんな大内は、妹にはカミングアウトしていて、両親には言えていない状況下で、友達とお酒を飲んでいる時に、“なんか今言えそう”という瞬間がおとずれたという。
そこですぐに電話をしてカミングアウトすると、母親は「あっそんなこと?びっくりした。私なんかあるかと思った」とまさかの反応だったという。さらに、「あなたが幸せなら大丈夫」と、母親から背中をおされたことを思い返した。
さらに、ミス中央グランプリの松澤海優も、「16歳の時に初めての彼女ができたんですけど」と話し始め、「普通のカップル動画を誰にも見られないと思って、TikTokにポンって載せたんですよ。そしたら、それが大バズりしちゃって。めちゃくちゃ焦ったんですけど、後戻りできないし、“じゃあこれでいっか”」と、想定外のカミングアウトだったことを明かした。

そこからはオープンに活動しているという松澤は、“レズビアンに初めて出会った”と言われることが多いことに、「こうやって言わないと、“いないものにされちゃうんだ”って思って」と胸の内を明かした。続けて、「じゃあ有名になって、“レズビアンここにいるぞ”って言っちゃおうと思って、大学のミスコンに出たんですよ。私がレズビアンとして有名になっちゃえば、みんなもカミングアウトしやすくなるかなと思って」と、驚きの経緯を告白。
さらに両親へのカミングアウトについて、「“私はレズビアンです”って両親にカミングアウトしたわけじゃなくて、彼女を紹介する時に“彼女です”って。それが初めてのカミングアウトだったんですけど」と振り返った松澤は、小学生くらいの時から「男性を好きになろうが、女性を好きになろうが、海優が連れてきた人なら誰でもいいからね」と両親から言われて育ってきたそう。
そんな両親だからこそ、松澤は「スゴく言いやすかったですね。環境には恵まれていたかなと思います」と思い返した。これを受けて、牧村は、「本当に世代っていうのを感じたんですよ。“見たかった未来がここにある”って思いました」と感嘆。“レズビアン”のリアルを語り合う夜となった。
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文:entax編集部