声優・斎藤千和「アニメは総合芸術」 見せ場シーンで感じた“アフレコの本質”とは? 中村悠一、早見沙織と語り合う劇場版「魔法科高校の劣等生 四葉継承編」
劇場版「魔法科高校の劣等生 四葉継承編」(5/8〜公開)で主要キャストを務める中村悠一、早見沙織、斎藤千和にインタビュー! それぞれが演じる“重要キャラクター”の目線から見どころを語ってもらった。本作では、“最強の存在”である主人公にピンチが? 演じ手の感情まで高ぶった、“ある思い”を告げるシーンとは? そして、物語の鍵を握る真夜(まや)役の斎藤が改めて感じたという“アフレコの本質”とは──?

『魔法科高校の劣等生』シリーズは、魔法が現実の技術として確⽴し、魔法師の育成が国策となった時代に“魔法科⾼校”に通う兄妹──魔法師としてある⽋陥を抱えた劣等⽣の兄・達也(CV.中村悠一)と、成績優秀で才⾊兼備な優等⽣の妹・深雪(みゆき / CV.早見沙織)の活躍を主軸に描かれる“スクールマギクス”。
原作⼩説 第1巻が発売されてから今年で15年。シリーズ累計発⾏部数は、全世界3,000万部を突破。TVアニメは2014年から現在までに3シーズン(計52話)が放送されたほか、2017年には『劇場版 魔法科⾼校の劣等⽣ 星を呼ぶ少⼥』が公開。2021年には《追憶編》がスペシャルアニメとして放送された。


そしていよいよ5月8日(金)より公開される劇場版「魔法科高校の劣等生 四葉継承編」は、シリーズの中でも屈指の⼈気エピソードとして知られ、“四葉家”の集い《慶春会》にて次期当主が指名されるという重要な局⾯が描かれる。達也たち兄妹と斎藤千和演じる四葉家の現当主・真夜らとの関わりを通して明かされる、物語の核心に迫る衝撃的な真実とは──。

|斎藤千和「アニメは総合芸術」 監督を信じた“見せ場”のディレクション
──シリーズの中でも重要な転換点という言われている本作。まずは、皆さんそれぞれのキャラクターの見どころをお聞かせください。
中村:達也は今回の物語では“話を動かす役割”ではなく、“受け身”な立ち位置にいる事が多いのですが、戦闘シーンは今まで同様しっかりとあるので、そこが彼独自の見どころになるかなと思います。 強敵との戦闘シーンでは緊迫感もあり、感情の動きという意味でも見どころかなと思いますね。

早見: 深雪さん的には、ずっと抱えてきた思いの発露がしっかりと描かれる物語になっております。お兄様を軸に生きてきた、そして葛藤してきたというところが、もう本人の中でも抱えきれないぐらい大きくなって、それによって物語がどう動いていくのか──深雪さんの心情が丁寧に描かれていると思います。
早見:また、本人が色々な決断をしたり、思い切った行動に出たり、そういったところも見どころです。ずっと自分の軸にいたお兄様に、決心を持って“ある思い”を伝える…といったシーンもあるんですけれども、そこは収録時、自分としてもこれまでの積み重ねを色々と感じて「わーっ!」となったシーンでもあります。ジミー ストーン監督の描き方も、どういう場所にフォーカスを当てるのか──「あっ、ここで手元が映るんだ」「ここで表情のアップになるんだ」など、そういった映像としての表現がすごく素敵です。

──物語を大きく動かすという点では、斎藤さん演じる真夜様も重要なキャラクターですよね。
斎藤:真夜様はもう…喋り倒しております!(笑) 特に達也さんと深雪さんの秘密みたいなものをお話ししているんですが、本当に物語の根幹を揺るがすようなものだったりするので、そこが見どころかなと思います。
斎藤:もう本当につらつらと…(笑) しかも感情も捉えどころがない、本音なのか嘘なのかも分からないようなところでのお芝居だったので、そこはしっかりと監督さんたちと相談しながら進めましたね。監督さんからは終わった後に、「最高!!」と言っていただけました。監督さんは本当にテンション上がる方で、すごく褒め上手なんです! あと、これは演出ではないんですが、原作者の佐島 勤先生からは「頑張ってください、すみません」と言われました(笑)
──実際、アフレコは大変だったのでは?
斎藤:物語の根幹を揺るがすような対話シーンということで、私の中でも、真夜様がどこまで感情を込めていいのかという課題があって、まず1回やらせていただいたところ「もっと感情を出してください」「もっと大げさにやってください」といったディレクションをいただく箇所がいくつかありました。
斎藤:最初は、(感情が)チグハグになってしまうかも…とも思ったんですけど、そこに“映像と音楽がついてくるんだ”とも思ったので、監督さんたちの頭にあるものを信じて調整させていただきました。やり終えたあとは、アニメはやっぱり総合芸術なんだなと思いましたね!

──ありがとうございます。では、『四葉継承編』全体の見どころとしてはいかがでしょうか。
中村:見てくださる方たちには、果たして誰に継承するのかというところを想像してほしいんですが……割と序盤から、それが誰なのかは分かるんですよね(笑)
早見・斎藤:確かに(笑)
中村:ただ、そこを巡っての、それぞれの思惑、駆け引き、やり取りみたいなものが見どころだなと思いますね。今回のようなストーリーはアプローチの仕方がたくさんあると思うので、描き方は難しそうだなと。サスペンス風にも描けるでしょうし、達也や深雪の視点で描くこともできる。そういう色々な描き方がある中で、今回は「こういうチョイスをしたんだ」というのを感じていただけたらと思います。

早見:これまでのお話は学校内でのエピソードが描かれることが多かったんですけれども、第3シーズンの後半からかなり“大人の世界”になっていったように思いますよね。特に今回は、『魔法科』の“もう1つの側面”のようなものにスポットライトが当たる回になっているのではないかなと感じます。これまでとは全然違う空気感を持っている劇場版になっていますし、ある種“ネタばらし”のようなところが一番面白くもあるかなと思うので、視聴者の方も「えー!」と驚いてくださるのではと思います!

※10年以上続く『魔法科』シリーズを振り返った独自インタビューはコチラから
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《中村悠一 Profile》
香川県出身。2月20日生まれ。インテンション所属。 主な出演作として『呪術廻戦』五条悟、『ONE PIECE』ロキ、『日本三國』賀来泰明、『とんがり帽子のアトリエ』オルーギオ、『逃げ上手の若君』諏訪頼重、『葬送のフリーレン』ザイン、吹き替えでは『アベンジャーズ(シリーズ)』キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)など。
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《早見沙織 Profile 》
東京都出身。5月29日生まれ。アイムエンタープライズ所属。アニメ『桃華月憚』2007年で声優デビュー。主な出演作として『鬼滅の刃』胡蝶しのぶ、『呪術廻戦』伏黒津美紀、『SPY×FAMILY』ヨル・フォージャー、『ONE PIECE』ヤマト、『聲の形』西宮硝子、『賭ケグルイ』蛇喰夢子、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』新垣あやせなど。2015年からは、アニメ『赤髪の白雪姫』OP曲「やさしい希望」を皮切りにアーティストとしても活躍。
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《斎藤千和 Profile 》
埼玉県出身。3月12日生まれ。アイムエンタープライズ所属。
主な出演作として『物語』シリーズ・戦場ヶ原ひたぎ、『魔法少女まどか★マギカ』暁美ほむら、『Rewrite』神戸小鳥、『ダンガンロンパ』朝日奈葵、『ONE PIECE』ボア・サンダーソニア/チムニー、 『魔法少女リリカルなのはStrikerS』スバル・ナカジマ、、『暁のヨナ』ヨナなど。
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劇場版「魔法科高校の劣等生 四葉継承編」
2026年5月8日(金)ROADSHOW
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