異常なくらい仲がいい?地上波連ドラ初主演・加藤清史郎が語る共演者たちとの撮影ウラ話!死刑囚役・唐田えりかは「ギリギリまでずっと…(笑)」【4月期木曜ドラマ『君が死刑になる前に』インタビュー】
4月2日よりスタートする読売テレビ・日本テレビ系木曜ドラマ『君が死刑になる前に』。本作が地上波連ドラ初主演となる加藤清史郎にインタビュー。加藤演じる役柄の、自身との共通点や共演者との仲について話を聞いた。
世間を震撼(しんかん)させた<教師連続殺害事件>の犯人、大隈汐梨の死刑が執行された。時を同じくして、琥太郎は隼人・凛とともに7年前へタイムスリップする。その時代は、まさに事件が相次ぐ渦中――。そこで、琥太郎たちは出会うはずのなかった殺人犯と、“過去”で出会ってしまう。そして、この時代で逃亡中の指名手配犯である汐梨は、琥太郎たちに「私は、殺していません。」と無実を訴えるのだった…。汐梨の言葉を信じるべきか、迷う琥太郎たち。無実を主張しながら不審な行動を繰り返す汐梨。一方で、止まらずに発生し続ける連続殺人。果たして、罪を犯し続けているのは、彼女なのか――。過去と現在の2つの時代を舞台に、事件の裏に隠された真相を追う、完全オリジナルの本格サスペンスの幕が開ける。
加藤演じる坂部琥太郎は、4年間働いた生命保険会社を退職し、現在はフリーター。大学時代は映画サークルに入り、監督を目指していたが、ある出来事がきっかけで映画の道を諦めてしまっていた。性格は優しく、まっすぐで、嘘(うそ)をついている人が直感的に見抜ける。サークル仲間の隼人、凛とともに突如7年前にタイムスリップしてしまい、教師連続殺害事件の被疑者として逃亡中の大隈汐梨に出会う。無罪を主張する彼女の言葉に「嘘はない」と信じて、事件の真相を追い求めていく。

|「琥太郎はものすごくダサいって(笑)」
──改めてどんな物語でしょうか?
加藤:最初に台本を読んだ時、何かを信じ続けることの強さや脆さみたいなものがすごく出ている作品だなと強く感じました。もちろんメインは、いわゆる王道サスペンスで、「これはどうなってるの?」「いや、それはそうなってるでしょ絶対!」というのを裏切るのか、はたまた裏切らないで進んでいくのかという展開が続く中で、そこにタイムスリップも組み合わさった作品です。
僕が演じている坂部琥太郎は、死刑が執行されたはずの死刑囚(大隈汐梨/演:唐田えりか)の7年前と出会い、彼女のことを信じてみよう、ではないですけど、真実を究明するために動く役です。何かを信じることが人を動かして、人が動いたことで何か展開や新しいものが生まれるという、生活の根本的な部分が実は、どのサスペンスにも大きく関わってきているんだなというのを感じる作品だなと思います。

ただ物語は、「うわっ、ここで戻ってきちゃうんだ!」みたいな。じゃあどうやってタイムスリップしてるのかというのもそうですし、僕だけではなく、隼人(演:鈴木仁)と凛(演:与田祐希)の2人もタイムスリップしていて。各々がこのタイムスリップに対してどう思っているのか、この事件について何を思って過去にいたいと思い続けるのかというのがそれぞれ違っていて、そこの思いの交差や、日常会話みたいなものも一つのおもしろさになるかなと思います。
──演じる坂部琥太郎が、どういうキャラクターなのか教えてください。
加藤:一言で言うならば“優しい”なんですけど、優しいというよりも、めんどくさいかなと思っていて。元々、1つのことをしっかりと最後まで見つめないと気が済まないという性格で、それが彼の映画監督としての能力を開花させたんだと思っています。琥太郎は、相手主観で物事を見ようとします。客観的に見るのとはちょっと違くて、その対象から見てどうなのかっていうのをすごく考える。結果、それが人のことを思っているから“優しい”っていう言葉になるのかなって思います。ただ、琥太郎がバカめんどくさいせいで事件に巻き込まれていったりもするので、そこがやっぱ人間だなって(笑)
なので、物語が展開していく中で、被害者の方と触れ合う機会もあって、そこでの会話でも琥太郎の考え抜きたいという意地がすごく長けてる。それを凛と隼人はよく見てるし、彼が作った映画にもほれ込んでいるからこそ許してくれる。ドラマの完成を見たスタッフの方々とお話しした時に聞いた話なんですけど、琥太郎はものすごくダサいって(笑)ただその上で愛されているっていうのが今回の『君が死刑になる前に』の主人公として、おもしろいことになってるんじゃないかなと思います。
──琥太郎のいい意味でのめんどくささや、すごくこだわって人に寄り添うというところは、加藤さんご自身と比べて似ていますか?全然違いますか?
加藤:めんどくささで言ったらすごく似ていると思います(笑)だから、同じ考え方をしているなって思う時もあるんですよね。でも僕は、琥太郎よりもスパンとしている部分はしているので、言いたいと思ったら言います。琥太郎は言いたいと思っても、“今じゃないかも”とか1回ちゃんと自分で考える時間があるので、俊敏さ、機敏さみたいなものは基本的にないです(笑)(琥太郎は)嘘を見抜くことができるという説明があったと思うんですけど、超能力では多分ないです。ただ、その人のことをよく見ているから、少しの揺れを察知することができる人物なんだと思います。

最近、僕の能力なんだなと気づき始めてるんですけど…僕も察知する能力があるみたいで!久々に友達と連絡を取ったら、「うわーすごいタイミングで連絡取ってくるね」とか。現場でも「おはよう」って言われて、なんか変だなと思って「元気?」って聞いたら、「いやー実は昨日の夜さ…」って話が始まることがあるので、ちょっと琥太郎に似てる部分はあるのかなと。ただ、僕はもっとなんでもかんでもズケズケと言います(笑)
あとは今回、眼鏡をかけている役なんですけど、僕自身も生まれつき目が悪くて、小さい頃からずっと眼鏡をかけているんですよ。その眼鏡の安心感と言いますか(笑)だから、眼鏡ってだけで仕事モードがちょっと鈍ると言いますか…それも楽に挑めてるという意味ではもしかしたらいい方向に作用してるかもしれないです。
──今回は地上波の連続ドラマの初主演ということで、現場での加藤さんの雰囲気はいつもと違うところはありますか?
加藤:僕自身あんまり変わらないタイプなんです、プライベートも含めて。今回、主演をさせていただく時に、舞台も含めていろんな主演の方々の背中を見てきて、じゃあ自分はどのタイプの主演の俳優なんだろうって考えたりもしたんですけど、そんなことを考える隙もないくらい撮影に撮影を重ねてる日々で。
物語がサスペンスものなので、警察ではないけれども警察みたいなこともしますし、映画のインタビューと称していろんな人に突撃して、それで得た情報を持って帰ってきて推理を始めたりとか。これまでにやったことのないくらいの台詞量で、すごくありがたいことだなと思うんですけど、ただ主演としてこう振る舞おうみたいなことは考えられずに撮影を続けて、はや2か月近くという感じですね(笑)びっくりするぐらい共演者みんなが元気なんですよ!時にはうるさすぎて「ほんとに…」って思う時もあるんですけど(笑)でもそこに助けられていて。なおのこと主演っていう感じはあまりないですね。
|仲が良すぎる共演者たちとの撮影ウラ話
──物語で一番メインで動く役が琥太郎、隼人、凛、汐梨だと思いますが、シリアスな展開の作品の中で、そこのメンバーの雰囲気はいかがですか?
加藤:多分、傍から見るとちょっと異常なぐらい仲いいんだと思います(笑)すごいラフです。だからどんなにハードなスケジュールでも、そこに救われてるよねっていう話を照れ隠しなしに共演者のみんなと言えるくらいの仲になっています!もはや3日目とかにはそうだったんですけど。空いてる時間や待機してる時も、持ち寄ったお菓子を広げて、チョコをみんなでつまんだりとか(笑)


あと、今回僕ら3人チーム(加藤・鈴木・与田)がドキュメンタリー映画を撮るという話なので、結構カメラが身近にあるんです。特に共演者の鈴木仁君は、趣味が転じてカメラマンとしてもお仕事をしていて、写真展も開かれているぐらいなので、カメラの話もよくします。それぞれがカメラを持ってるんですよ!みんな写真を撮りあってますね。僕も久しぶりに小学校の高学年ぐらいの時にいただいた、いわゆるコンデジっていう小さいデジタルカメラを引っ張り出して持っていったら、メモリーカードがなくて…(笑)そこから1週間が経つんですけど、まだメモリーカードを買いに行けず、いまだに何も残せないデジタルカメラを持って現場に行ってます(笑)すごいすてきな写真もあれば、くだらない写真や、“これ現場ですよ”っていうふざけた写真もありますし。ものすごく“和気あいあい”っていう言葉が合う4人です。
──物語的には、唐田さん演じる汐梨が犯人かつ無実を主張するがずっと疑わしい行動をしている、といういろいろとシリアスな展開がされる中で、共演者の仲はすごく良いとのことですが、その切り替えはしていますか?
加藤:シーンごとに撮影の現場での関わり方みたいなものはまったく切り分けてないです。皆さんずっと同じままです。ただ、本番ギリギリまでケラケラ笑ってて、「本番って言ってんだから!」って場を宥めるくらい仲良くて(笑)でも、本番ってなってからはもちろん各々がちゃんとその役としてその場に存在してくれるみんなで。連続殺害事件ということで、緊張感のあるシーンもすごく多いんですよね。でも、裏ではすごいゆったりしゃべってても始まるとその緊迫感とかはちゃんと戻ってくる。だから、集中脱力、集中脱力みたいな感じで撮影に挑んでます。(汐梨が)死刑囚で3対1の場面もあるんですけど、関係なく唐田さんもギリギリまで笑ってます、ずーっと。一番笑ってますね(笑)

──最後に改めて一言いただいてもよろしいでしょうか。
加藤:シリアスな展開ではあるんですけど、王道なサスペンスの要素もたくさんあるので、声を出しながら見てもらいたいです。「ほら見たことか!」とか言いながら僕は台本を読んでいたので(笑)信じたいという気持ちはものすごく尊いものだけれども、同時に危ういものでもあるということも描かれています。生きている中で、分かっているけどやってしまうことってたくさんあるじゃないですか。それが詰まってる感じがするんですよね。
物語が、汐梨(演:唐田えりか)を野放しにしたら危ない、でも信じたいというところから始まっているので、「ほら、目離すなって言ったでしょ!」と思ったりもしますし、過去と未来とで同じ人が出てきたり出てこなかったりというのもおもしろい要素になってるので、声を出しながら見てもらえたらうれしいです。琥太郎も結構変なシーンというか様子がおかしなところもたくさん出てくるので、もういろいろ言っていただきたいです(笑)

新木曜ドラマ『君が死刑になる前に』
4月2日(木)よる11時59分より読売テレビ・日本テレビ系にて放送スタート
【公式HP】

