まさに天ぷらの聖地…現代の名工にも選ばれた天ぷらの神の店の常連は寿司界のレジェンド「ここしか天ぷら屋さんを知りません!」
続いては車エビ。左手で頭を落とすのと同時に右手で背わたを引き抜く早乙女さん。スタッフの質問に答えながらも、流れるような神の所作には一瞬も無駄がない。そして殻を剥いたら、衣をつけて200℃の油の中へ。エビも水分が多いイメージだが、一体どれほど脱水するのか?するとわずか28秒で油から取り出す。「エビっていうのは大体芯の温度が45℃くらい。表面が200℃以上かかってるのに芯がちょっとレアで。そこが1番エビの甘さを感じるから」と早乙女さん。

こだわり抜いた技法で絶品天ぷらを作り続ける神だが、実は幼い頃の夢は寿司職人になることだったという。中学卒業後、知人から「寿司職人を紹介する」と言われ栃木県から上京。だが連れて行かれたのはなぜか天ぷら屋さん。そこで食事をとると「勘定はいらない」という。すると「天ぷら屋はどうだ?」と言われ、そのまま断り切れず、天ぷら屋で働くことになったのだという。
上野の名店『天庄』で14年間修業を積んだのち29歳で独立。茅場町に開いた自身の店『てんぷらみかわ』は味の良さが口コミで広がり、人気店へ。そして2009年、門前仲町に開いた『みかわ是山居』は海外からも予約が入るほどに。

神・早乙女さんのトレードマークはハット。外出時は必ずボルサリーノを被っているという。そのため、実は店内のカウンターの天井についている換気扇がボルサリーノの形をしている。「これボルサリーノ。天ぷら揚げるときもボルサリーノ被ってるっていうのをやってる。トレードマークなんだからちょうど被ってるでしょ」と笑う早乙女さん。

取材を続けていると、お店に現れたのはなんと、寿司界の神様『すきやばし次郎』の小野二郎さん(100歳)。『すきやばし次郎』は12年連続ミシュランガイド三つ星評価(※2008~2019)。ヒロミが寿司の修行をさせてもらった西の『小松弥助』森田一夫と並び、東の『すきやばし次郎』小野ニ郎と称されるレジェンドだ。

2か月に1回は来店するという二郎さん。「ほんとにおいしいから、私は他の店には行きませんから。ここしか天ぷら屋さんを知りません!」と語る二郎さん。この日二郎さんはエビにキス、白魚、アナゴなど天ぷら10品、さらに締めの天茶まで完食。「まだ100歳過ぎたばっかだから食べられますよ」と笑う二郎さんだった。
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