冷蔵庫に財布?同じ調味料を買ってしまう…うっかり“もの忘れ”からアルツハイマーを発見するには?風吹ジュン「自己判断しないで」

2026.4.16 17:55

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風吹ジュンの写真

『日本イーライリリー株式会社 メディア発表会』が行われ、俳優の風吹ジュンが登壇し、認知症やアルツハイマー病への啓発を訴えた。

東京慈恵会医科大学で名誉教授を務める繁田雅弘さんは認知症の原因である“もの忘れ”を見逃さないことが重要だと話す。

認知症の最も多い原因はアルツハイマー型認知症だといい、6割から7割にのぼる。その背景にはアミロイドβと呼ばれる物質があるとされ、現在では、この物質を取り除く治療が可能だという。また、繫田さんは、もの忘れ以外の症状で判断することで診断の精度が増すと話す。仕事や家事での段取り、金銭管理、服薬、趣味、気分など生活の変化に目を向けることが「とても重要」だと述べた。

東京慈恵会医科大学で名誉教授を務める繁田雅弘さん

最新の治療は軽度の認知症までしかできないため、受診が遅れると治療が間に合わないケースもあるという。「もの忘れだけだと基準が難しい」と繫田さんは語る。もの忘れ以外の仕事や家事など、生活での変化に気づくことが重要だと話した。

トークセッションには、俳優で、疾患啓発アンバサダーの風吹ジュンが繁田さんとともに登壇。CMにも出演した風吹は、先輩の中にもアルツハイマーで入院し寝たきりになった方もいると話し、「私も他人事ではない」と話す。

日常的なうっかりな“もの忘れ”とアルツハイマー病での“もの忘れ”には明確な基準はなく、個人差があるといい、遠慮せず家族や周りの人々と相談することが重要だと繁田さんは話した。

登山が趣味だという風吹は67歳の時に剣岳を登頂したといい、「年齢を意識しすぎてしまう人も多いが、試しみるとそうでもないと思います。」と話す。アルツハイマー病の方の中には趣味への意欲が低下するケースもあるといい、そういった場合は認知症の疑いが高いと繁田さんは話す。周囲の助けや参加方法を変えることで、「認知症と診断されてもその人らしい生活をすることができる」と述べた。

繁田さんは、認知症予防のために必要なこととして、「自分らしい生活は何かを意識して生活することが大事」と話す。「認知症は防げるものではないが、認知症になってもならなくても、自分がしたい暮らしができているのかを考えていくことが大事」と繰り返した。

認知症の疑いがあるケースには、溜まった不在票や、カバンの中や冷蔵庫にテレビのリモコンを入れてしまうことがあるという。また、同じ調味料を買ってしまったり、財布を冷蔵庫にしまったりするケースも。
繁田さんは、「落ち着いて考えればわかるが、注意が十分でなくなって判断も曖昧になると起きてしまう」と話す。

最後に風吹は「誰でもありそうな症状でどこに隠れているかわからない。自己判断せず、早くに病院に相談する。(家族や知人に)自分から聞いてみることが大切なんだなと思いました。」と認知症への意識を語った。

風吹ジュンらの写真

日本イーライリリー株式会社 メディア発表会
2026年4月13日(月)
室町三井ホールにて開催

文:entax編集部

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