【こんなところでドデカ海鮮丼?】高田馬場にある、シニア女性が朝から続々と来店するまさかの場所とは

2026.3.20 08:30

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ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』が3月14日に放送。本格的な海鮮丼が食べられるという雀荘(じゃんそう)に密着した。

道行く人に“その人にとっての神様のような存在”を聞き、実際に会いに行くこの番組。東京・巣鴨で声をかけた80歳の女性が挙げた神様は、麻雀荘『ガラパゴス』の社長・田嶋智徳(たじま・ちとく)さん。女性は週4回通うというほどの常連で、なんでも田嶋さんは麻雀だけでなく料理の腕もプロ並み。店では社長自ら手料理をふるまってくれるといい、「飲食店を出したら成功する人」と女性は太鼓判を押す。そんな田嶋さんに会うべく、スタッフはJR高田馬場駅から徒歩5分ほどの場所にある麻雀荘『ガラパゴス』を訪ねた。

雀荘飯の神・田嶋智徳さん

「うち、海鮮丼が売りだからです」と、海鮮丼Tシャツ姿で迎えてくれた田嶋さん。思わず「海鮮丼が売り?」と聞き返すスタッフ。雀荘といえば、夜な夜なサラリーマンがタバコや酒を片手に朝まで打ち続ける…そんな昭和のイメージが強いが、現在の『ガラパゴス』はまったく様相が違っていた。一体どんなお客さんが来るのか。お店のオープンはなんと午前9時30分。開店と同時に続々と入店してくる人たちは、入り口で「海鮮丼」と、入店するや否やランチの海鮮丼を注文していく。

店内の約7割は女性客だという

開店からわずか1時間で50席があっという間に満席に。店内を見渡すと、客の約7割が女性。実はいま、子育てや仕事を終えたシニア女性の間で“賭けない・飲まない・吸わない”をモットーにした健康マージャンが大流行中。競技人口は10万人を超えるとも言われ、会話の時間が脳を活性化させ、ボケ防止にもつながると注目されている。そんな各卓で真剣勝負が繰り広げられる中、午前11時15分、ついに田嶋さんが動き出した。

生の本マグロを持って雀荘を歩く神・田嶋さん

生の本マグロを抱えて雀荘のフロアを歩く田嶋さん。あまりにも異様な光景だが、この店では日常のため、常連客は誰ひとり驚かない。この日使うのは、脂がしっかり乗った愛媛県産の本マグロ。さらにブリにタイ、カツオもすべて丸1匹からさばき、全長80cmほどのタチウオは、皮目を香ばしく炙るひと手間を加える。そしてホッキ貝は、砂や汚れを含む内臓を丁寧に取り除く——その手つきは、まさに料理人そのものだ。これらすべての下処理を、雀荘の小さなキッチンで、田嶋さんはたったひとりでこなしていく。「こんなことやる雀荘はないでしょ。飲食店でもやらないと思うよ」と語る神・田嶋さんの言葉に、スタッフも深く共感する。

雀荘の一角で魚をさばいていく

お昼の時間になると、雀卓にシートを敷き始めるお客さんたち。やがて、待ちわびた海鮮丼が次々と運ばれてくる。ホッキ貝、サーモン、アジ、大トロ、さらに炙ったタチウオ——新鮮な魚介8種類が丼からはみ出さんばかりに盛りつけられ、みそ汁と小鉢まで付いて値段は1500円という破格ぶりだ。(※時期によって具材が変わる場合があります。)

初めて食べたという客は「本当においしい、想像以上においしい!来てよかったって思います」と感激の声を上げる。実際、原価は1000円以上かかっているが、田嶋さんは気に留める様子もない。「外で食べると高いでしょ?うちで出せば安く食べられるじゃん」と語る田嶋さん。

おいしそうに海鮮丼を食べるマダムたち

そんな“雀荘飯の神”である田嶋さんが、毎朝午前5時30分に行っているのが市場での仕入れだ。17年間この生活を続けてきた田嶋さんのことを知らない市場の人はいないという。海鮮丼に使うネタを厳選する姿は、まるで寿司職人そのもの。「あの人は変人だよ」「魚屋さんより多く買うからびっくりした」と市場の客たちも苦笑まじりに語るほどだ。そして田嶋さんが作るのは海鮮丼だけではない。雀荘の域をはるかに超えた料理が次々と生まれていく。

大トロに舌鼓

ブリのカブト煮や、身が大きく肉厚な宮城産のサンマの塩焼きなど、田嶋さんが作る料理はどれも雀荘の域をはるかに超えている。では、なぜここまで“雀荘飯”にこだわるのか。神・田嶋さんはその理由を「料理を頑張っている雀荘がほぼなかったから、頑張ればスゴい店になるんじゃないかって思ってました。ここに来ないとしゃべらないっていう人、結構いて。1人で住んでいたりとか。だから、(みんな)しゃべりたいんじゃないかな」と語る。ただおいしい料理を出すためだけではない。ここに来る人たちが、誰かと話し、笑い、安心できる場所をつくりたいという思いが、田嶋さんの料理に込められていた。

肉厚な宮城産サンマ

『ガラパゴス』は昼の部・夜の部を合わせると、多い日には100人以上が訪れる人気店だ。今や競技人口10万人を超える“賭けない・飲まない・吸わない”健康マージャン。そのスタイルを40年以上前に生み出したのは、田嶋さんの父・智裕さんだった。「うちの父は(自分が)賭けたくなかったけど、賭ける所しかなかったから賭けないのを作った」と田嶋さんは語る。スタッフが「お父様が賭けたくなかったのはなぜなんですか?」と尋ねると、「弱いから」と笑いながら答える田嶋さんだった。

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写真提供:(C)日テレ
文:entax編集部

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