『バイオ9』レオン役・森川智之は『ストリートファイター』のあのキャラも担当?カプコン関係者も驚いた、30年以上前のアフレコエピソードとは
株式会社カプコンが手がける人気ゲームシリーズ『バイオハザード』の最新作『バイハザード レクイエム(通称、バイオ9)』の完成披露発表会が2月26日(木)、品川 ザ・グランドホールにて開催。レオン役のベテラン声優・森川智之が“ゲームの声優に初挑戦”した際の驚きのエピソードを明かしたほか、グレース役の貫地谷しほりと共に“出会いのシーン”の生アフレコを披露。リアリティーを追求した息づかいと迫力ある演技に会場がわいた。
『バイオハザード』シリーズは、極限状態の“恐怖”の中で戦闘や探索、限られた物資の管理をしながら生き抜いていく“サバイバルホラー”。同ジャンルを確立した第1作『バイオハザード』は1996年、PlayStation用ソフトとして発売。迷路のように入り組んだ洋館を舞台に、人を襲って喰(く)らうゾンビ、窓を突き破って出現するゾンビ犬、さらには異形のクリーチャーの脅威を退けつつ“謎”を解き明かしていくそのゲーム体験は、瞬く間にゲームファンの心を掴(つか)んだ。以降、CG映画やハリウッドでの実写映画、テーマパークでのアトラクション化など、ゲームの枠を超えて世界中で愛されている。
第1作目の発売から今年で30年。最新作『バイハザード レクイエム』では、第2作目で初登場して以降ファンからの人気も高い歴戦のエージェント【レオン・S・ケネディ(CV.森川智之)】に加え、怖がりなFBI分析官の女性【グレース・アッシュクロフト(CV.貫地谷しほり)】が新たな主人公として登場。2人で“対をなすゲーム体験”、そして2人を中心に渦巻くドラマがプレイヤーの精神(こころ)を激しく揺り動かす──。

|思わず酸欠に?リアリティーを追求した『バイオ9』の演技
本作でW主人公となるレオンとグレース。レオンの声を務める森川は、シリーズファンにとってもはやおなじみだが、グレースの日本語吹き替えを貫地谷が担当したことは本発表会で初公開。さらに、本作でゲームの声優に初挑戦した貫地谷は、「こんなにもファンの方がたくさんいるゲームの声優に挑戦させていただいたことに光栄な気持ちと、ちょっと今ドキドキしています…!」と緊張の面持ちで発表会の場に登壇した。
貫地谷にオファーした経緯について、本作のプロデューサーを務めた熊澤雅登氏は「グレースは“バイオハザード事件”を初めて体験するキャラクター。そういう意味でも、シリーズにこれまで関わってこなかった方を設定したかった。また、グレースの“怖がり”というキャラクター性ゆえに、“今までのシリーズにないセンシティブな感情”を表現しないといけなかった」と説明。他作品の貫地谷の演技を見てきた中でオファーに至ったという。
同じく登壇者の狩野英孝から、ゲームの声優と俳優の“仕事の違い”を聞かれた貫地谷は「全然違いました!」と断言。感情ひとつとってもさまざまなパターンの声を収録したそうで、「さっきの声と何か違いがあったかな?と、自分でも分からなくなるくらいだった」と振り返る。また、「とにかくずっと、(自分のキャラが)映っていないところでもバックで息遣いがあったりするんです。(隣の森川に)酸欠になりませんか?」と、リアリティーのある演出に力を入れたことを告白。ベテランの森川も「そうなんです!」と大きくうなずいた。

そんな森川は、ゲームの声優に初挑戦した際どうだったのか。森川は「思い出、語っていいですか?」と口火をきると、周囲があっと驚くエピソードを披露した。
「もう30年以上前なんですけど、1990年代、(初挑戦は)実はカプコンさんなんです。『ストリートファイター』のリュウです。まだカプコンさんのスタッフの方が声を入れていて、絵もドット柄だった頃、音声を何秒までしか入れられない状況の中で、『今度、4秒くらい入れられるようになったので声優さんを使いたい』と言われ、新幹線で大阪まで行って、カプコンさんの本社で『昇竜拳!』『竜巻旋風脚!』って。だからリュウの“最初の声優”は僕なんです(笑)」
この話は、カプコンの熊澤プロデューサーと中西晃史ディレクターも初耳だったそうで、「レオンとリュウ、(声が)被ってたんやね(笑)」と笑顔でうなずいていた。

そして、発表会の後半では、森川と貫地谷による生アフレコも披露。本作でW主人公の声を務めた2人だが、収録時は別録りだったため、これが本当の意味での“初共演”の場に。スクリーンにレオンとグレースの出会いのシーンが流れる中、映像に合わせて役を演じた。
“酸欠になる”と、本作の息遣いについて話していた貫地谷は、この生アフレコの場でも繊細かつ切迫した演技を披露。現状が掴めずに困惑するグレースを、歳を重ね、落ち着きを払った森川のレオンが支える。生アフレコが終了しステージに明かりが戻るや否や、周囲からは歓声が上がった。

「ちょっと噛(か)んじゃいました…(笑)」と少しホッとした様子で答える貫地谷を、森川は「初めて絡んだとは思えないくらいスムーズにできた。本当に素晴らしいコンビ」と絶賛。本作における息のアドリブや“やられボイス”の多さに改めて触れると、本シリーズ実況プレイでおなじみの狩野もワクワクを抑えられない様子だった。
森川は最後、本シリーズのファンへ向けて「みなさん、バイオハザードの世界を、レオン、グレースと共に思い切り楽しんでいただければと思います」とコメント。カメラへ向けて「泣けるぜ」と、レオンお決まりの名ゼリフも披露して見せた。

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『バイオハザード レクイエム』
2026年2月27日(金)発売
対応機種:PlayStation®5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2 、Steam、Epic Games Store
レーティング:Z(18才以上のみ対象)
【公式サイトはこちら】

