「ギャラリー?カフェ?」夫が“妻の夢”のために設計した個性的な外観の家を調査!その正体は?
そして、ついに夢空間の正体が明らかに。励さんが扉を開くと、そこはシャンプー台や鏡が置かれた美容室だった。「めちゃくちゃおしゃれ!」と驚く小山。間取り図に描かれた丸と四角のマークはシャンプー台を表していた。また、床がコンクリートになっているのは、土足で来店する客のためで、専用のトイレはお客様用のトイレだ。

3年前は東京のアパートに住んでいた大嶋さん一家は、思い切って励さんの地元の群馬への移住を決断。以前は東京の美容室で働いていた妻の沙織さんは、子育てと仕事を両立させるために、家に美容室を併設したいと考えた。
そこで、建築士の夫・励さんは美容室がある家を自ら設計した。「東京で新築を建てるという選択肢もあるんですけど、新築で店舗兼住宅を建てると、土地代も含めてシビアな選択になるなと思っていたので。妻の夢を叶えるのであれば、群馬に帰ってきて家を建てるという選択肢しかないなと思った」と話す励さん。
もし沙織さんが店舗に働きに行くと、お客さんがいない間が空き時間になってしまう。しかし空き時間を家事育児に充てられることで、有効的に時間を使えるという。また、小山と奥田は、外から見て半円柱になっていた空間を発見。この空間については、沙織さんは「いずれ仕切りをつけて、着付けとか」と今後の希望を語った。

続いて、2人は2階のリビングへ。2階は、一般的な天井の高さの約1.5倍の高さにすることで、実際よりも広く感じる空間を実現している。励さんは「美容室を作ることによって、居住空間が小さくなってしまう。それを解消するためになるべく広く」と設計のこだわりを語った。

また、床の一部には1階が見えるようにスノコ状の板が張られており、仕事をする沙織さんと子どもの面倒を見る励さんがコミュニケーションを取れるようになっている。「家に職場がある安心感ですよね」と小山。
2階にも、半円柱の上部分にあたる空間があり、ここには食事用の円卓が置かれている。「円卓をどうしても使いたいというところがあって」という励さんの言葉に、奥田は「デザインできる人やったら、円卓軸で(設計)?」と驚いた。

家の中に仕事場がある暮らしについて、沙織さんは「東京だと子育てか仕事かみたいなところがあるんですけど。スキマ時間を有効的に使えるので、両立できるというか」とそのメリットを語る。美容師の仕事を諦めようとした時期もあったという沙織さんだが、「今じゃ2つ叶ってる」という小山の言葉に笑顔を見せた。

