井上和彦、沢城みゆき、浪川大輔ら“レジェンド声優”13人が大熱弁!唯一無二の観劇体験『VOICARION』10周年記念公演 会見レポート
音楽朗読劇のトップブランド『VOICARION』(ヴォイサリオン)シリーズが10周年を記念し、2026年2月より全国5会場、7演目を上演することが決定した。開幕に先立ち、歴代出演キャストによる製作発表会見を実施。entaxでは、豪華レジェンド声優たちが語る、VOICARIONが“唯一無二”であるポイントを詳細にレポートする。
VOICARIONは劇作家・演出家の藤沢文翁による、朗読スタイルの舞台シリーズ。マイクの前に立ったまま朗読をするという一般的な朗読劇のスタイルを踏襲しつつも、生演奏の美しい音楽や、迫力のある特殊効果など、他の朗読劇とは一線を画した「贅沢な」演出で、観客を舞台の世界へ誘う。
1月21日(水)に都内で行われた製作発表会見には、藤沢文翁のほか、歴代出演キャスト13名(井上和彦、緒方恵美、置鮎龍太郎、沢城みゆき、島﨑信長、高木渉、竹下景子、浪川大輔、日髙のり子、平田広明、牧島輝、山口勝平、山寺宏一)が登壇した。*50音順


会見では、まず、2016年の初演『女王がいた客席』でマダム役を担当した竹下景子が挨拶。「マダムの実年齢に近づいたことを糧として、新鮮な気持ちでまた今回も楽しみたい」と、10周年の節目となる今作で初演と同じ役を演じる喜びを語った。また『信長の犬』に出演する井上和彦は「最近はVOICARIONに出ていないと、一流の声優とは言えないというような風潮まである。今回声かけていただいて、本当に光栄」と、VOICARIONが声優界に与えた影響力について、驚きとともにコメントした。

VOICARIONはキャストが日替わりで、同じ物語でも組み合わせによってキャラクターの印象や雰囲気が大きく変わるという点も魅力のひとつ。『スプーンの盾』に出演する日髙のり子は「(山口)勝平くんとは長いので、阿吽(あうん)の呼吸のタイミングを逃さずにお届けしたいと思いますし、沢城みゆきちゃんは女性ならではの、すごく繊細な解釈で演技をされる」とキャストによる演じ方の違いに触れ、「組む方によって全く違う。でもその瞬間を逃してはいけない。ここがすごく緊張するところでもあるし、面白いところでもある」と語った。

同じく『スプーンの盾』に出演する山口勝平は、脚本・演出がともに藤沢文翁であることに言及し、「たくさんの役者さんが入れ替わり、立ち替わりで入ってくるんですけど、稽古の時でも、役者に合わせた演出をされる。『じゃあ、僕がやる場合ならこういうキャラクターにしましょうか』とか。1回だけしか出会わないようなキャスティングもあるんですけれども、その中でもちゃんと、作品世界をしっかりと作り上げていける演出力っていうのも、この作品の中の1番の魅力の中の1つだと思っています」と笑顔で話した。

緒方恵美はVOICARIONが、他の朗読劇と何が違うのかという点について熱弁。「全てのエンターテイメントの中で、おそらく朗読劇が1番ピンキリの差が激しいと思っています。変な話ですが、学生さんが台本を持って学校の講堂で立って読んでも、それはそれで朗読になりますし。そのピンキリが激しいものの中で、素晴らしいものはどこが違うのかというと、『最終的にお客様の頭の中で完成するもの』だと思っていて。いかにお客様の頭の中で、目に入っているもの以外の色々なものが頭の中で動いていくような、作ることにお客様が参加してくださるような、そういう体験ができるのが、1番いい朗読劇だという風に、常々思っております」と自身の考えを述べた。
その上で、「その想像を補足することがどのくらいできるのか、というところが1番大切だと思うんですけれど、VOICARIONはとてもあたたかくて、情熱的にお仕事をしてくださるスタッフの方達ばかりが集まっているというカンパニーなので、衣装の1つ1つ、音楽、舞台装置の照明も全て、全力を注ぐことによってお客様の想像力をより羽ばたかせるような、そういう仕組みがこの座組みにはあると思っております。是非見に来ていただいて、ご自身の頭の中で物語が完成する心地よさみたいなものを味わっていただけたら」とVOICARIONの唯一無二な魅力を伝えるとともに観劇を勧めた。
キャストが次々に作品への熱い思いを語る中で、浪川大輔は自身が出演した『信長の犬』について言及。「(織田)信長さんが…」と話し始めるなかで、隣に座るのが島﨑「信長」であることに気がつくと「こっちの信長じゃない」と、名前の一致に対し苦笑。出演者の笑いを誘うという一幕もあった。そんな島﨑は、収録現場で後輩から「VOICARIONを観て“声ってこんなことできるんだ、と価値観が変わった”と言われた」と実体験を告白。「もしかしたらその人の人生をちょっとでも豊かにしたり、素敵なものにする力があるんだなっていうのを実感できて、すごく嬉しくなった」と出演の喜びを噛み締めた。


『VOICARION 10周年記念公演』作品概要
■公演名
『VOICARION 10周年記念公演』
■原作・脚本・演出
藤沢文翁
■公演スケジュール
東京公演:2026年2月14日~20日 東京建物Brillia HALL『信長の犬』『孔明最後の一夜』
福岡公演:2026年3月28日・29日 博多座『スプーンの盾』
東京公演:2026年4月 シアタークリエ『女王がいた客室』『龍馬のくつ』『GHOST CLUB』
愛知公演:2026年5月 COMTEC PORTBASE『拾弐人目の服部半蔵』
大阪公演:2026年5月 サンケイホールブリーゼ『スプーンの盾』










