【声優・岡本信彦独占インタビュー】「自分の中のヒンメルが若干嫉妬した」 TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期の中で感じた思いを告白
1月16日(金)よりスタートのTVアニメ『葬送のフリーレン』第2期。entaxでは勇者・ヒンメルの声優を務める岡本信彦にインタビューを行った。ヒンメル役として嫉妬したという第2期の見どころから、フリーレン役の種﨑敦美のアフレコ秘話、「1.1倍感情をのせた」というヒンメルとしての注目ポイントまで話を聞いた。
【葬送のフリーレン】
『週刊少年サンデー』(小学館)で連載中、山田鐘人(原作)とアベツカサ(作画)による漫画『葬送のフリーレン』。勇者とそのパーティーによって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、勇者と共に魔王を打倒した千年以上生きる魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々の旅路が描かれていく。“魔王討伐後”という斬新な時系列で展開する胸に刺さるドラマやセリフ、魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、キャラクターたちが織り成す物語で、多くの読者を獲得。それを原作とするTVアニメは2023年9月から放送され、国内外で幅広い、数多くのファンを獲得し、大きな反響を呼んだ。

|ヒンメルの人となりがよく分かるエピソードが見られる
――第1期から話題になった本作ですが、反響はありましたか?
岡本:反響ありましたね!全編を通して思うのは、『葬送のフリーレン』自体がすごくいい作品なんですよ!マンガが良くて、アニメのクオリティも素晴らしくて、間にも意味があったりする分、極上のものを観ることができている、体感できているような気がしました。そんなアニメに、ヒンメル役として携われているっていうのはやっぱりうれしいなと思います。
――第1期のお気に入りシーンを教えてください。《動画からもチェック》
岡本:色々あるんですけど…やっぱりフリーレンに指輪を渡すシーンです。フリーレンが「それでいい」って選んだ指輪を「ちゃんと選びなさい」って(ヒンメルが)見たら、指輪が“鏡蓮華(かがみれんげ)”のデザインで、鏡蓮華の花言葉が“久遠の愛情”。その意味もあり(ヒンメルがフリーレンに)ひざまずいて指輪を授けるのがとても素敵だなと思いました!

――第2期の見どころは?
岡本:第2期のティザービジュアルでフリーレン、フェルン、シュタルクの3人が足湯で並んでいるシーンが描かれているんですけど、そういうパーティーの団らん模様が出るんじゃないかな。あの場所はどういうところなんだろうっていうのがアニメで分かります。

岡本:あと、エンディングテーマが第1期と同じmiletさんで、第1期の曲も本当に素敵だったんですけど、今回の曲も感動します!壮大で胸が高鳴るというか…明るさもあり、きらびやかな印象もありながら、聞いているうちに涙が出てきそうな、そんな曲です。OAで聞けるのが楽しみですね。
――ヒンメルとしての注目ポイントはありますか?
岡本:ヒンメルとしては、(第1期と)大きく変わることはないと思います。“やっぱり強いんだ”というのが、回想で分かるようになっているぐらいですかね(笑)ヒンメルを演じていて、フリーレンと行動したり、仲間たちと会話するのはやっぱり楽しかったんだろうなと思いました。ヒンメルの人となりがよく分かるようなエピソードと展開、空気感が見られると思います!
岡本:個人的に第2期は、第1期の頃に比べてフリーレン自体の表情が豊かになっている気がします。なんでそれに気付いたかと言うと、自分の中のヒンメルが若干嫉妬した感があり…。「あの頃そんな表情見せなかったけど、すごい表情豊かになってるな」ってところがすごく気になりました。フェルンとシュタルクと仲良くなってきて、(ヒンメルたちとの旅とは違い)今回は引っ張っていく立場だからこそ、表情に変化があるのかなというイメージがありました。

|マイク前の種﨑敦美さんのファン
――第2期のアフレコ現場は第1期の時から変化はありましたか?
岡本:第1期の頃は勇者パーティーだけでアフレコして、新パーティーの人たちはまた違う時間でアフレコをされていて、それをつないでくれてたのがフリーレン役の種﨑(敦美)さんっていうイメージだったんですけど、第2期は基本的に最初から最後まで一緒に収録しました。
――種﨑さんのこんなシーンがすごかったなという裏話はありますか?
岡本:僕、マイク前の種﨑さんのファンなんです!フリーレンを演じている種﨑さんがとても素敵だなと思いながら見ていました。繊細なお芝居が第1期よりもどこか優しく柔らかさがあるように感じて、フリーレンの一歩後ろからみんなを見守ってるような声色、淡々としてるけど、どこかにじむような優しさの表現がとても素敵だなって思いながら見ていました。
岡本:とある回で、声優泣かせのとある魔法があって…(笑)普通は機械でやるはずなんですけど、種﨑さんは地で演じていて、「すごいな」って思いました。

――ヒンメルとしてはアフレコで気を付けた部分はありますか?
岡本:フリーレンにとっては思い出の回想として出てくるので、実際よりも1.1倍ぐらい、若干色濃くした方がいいのかなと思いました。フリーレンも印象に残ったから思いを馳せたんだと思うんです。なので、演出的にも分かりやすく感情をのせた方がいいかな、声色にのせた方がいいかなってところは意識している気がします。
岡本:音響監督さんに「ここはもうちょっとやっちゃいましょう」って2回連続で言われたことがあって。僕の中で元々ヒンメルは普通を意識しようとしていたはずなんです。さらっと軽く、すごいこともすごいことじゃないように言うみたいな、矛盾でやったんですけど、その思いが強すぎて、フラットになりすぎていたのかな…みたいな。だから「もうちょっとだけ色を入れましょうか」っていうディレクションが入って。第1期よりも視聴者にも親切に丁寧に感情線は出したイメージですね。ヒンメルがしゃべったことを、フリーレンを通して若い世代の人間たちに伝えていくっていうのも含めて、紡いでいる感はやっぱりいいなと思います。

――最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
岡本:僕はおいしいものを食べた時に(おいしすぎて)「あぁ」みたいに息が漏れるんですけど、それと似たような感覚が『葬送のフリーレン』にあります!「うわぁ、マジでいいなぁ」みたいになったりするんですよね。優しさに触れた時とか、妙にキャラクターに納得させられた瞬間に息が漏れたり、そのシーンのお芝居、映像、音楽にうなる時が多くて。「これはいいもの観ているな!」っていう感覚が、存分に味わえるアニメだと思います。ぜひいろんな方に今回も楽しんでもらえたらうれしいなと思います。まだ『葬送のフリーレン』知らないよっていう方は、第1期から見てもらえたら極上のアニメーションが体験できると思います。
TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期 1月16日(金)スタート
毎週金曜よる11:00から日本テレビ系全国30局ネット“FRIDAY ANIME NIGHT”にて放送
【岡本信彦(おかもと・のぶひこ)Profile】
1986年東京都生まれ。2009年第三回声優アワード『新人男優賞』受賞、2011年第五回声優アワード『助演男優賞』受賞。『青の祓魔師』奥村燐、『僕のヒーローアカデミア』爆豪勝己、『ハイキュー!!』西谷夕、『鬼滅の刃』不死川玄弥、『デッドアカウント』縁城蒼吏、など数々のキャラクターを演じる声優。










