「愛おしくて仕方がない」映画初監督の中村雅俊が込めた“特別な50年後” 映画『五十年目の俺たちの旅』【entax独自インタビュー】

2026.1.7 12:30
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◆中村雅俊の50年「連続ドラマの主演34本、コンサートは1600回以上」

「去年ちょうどデビュー50年だったので、自分の足跡、輪郭みたいな過去の作品を“自分は一体何をしてきたんだろう”って振り返ってみたんです。…意外と俺いろいろやってるんですよ(笑)“他に俺みたいな人あまりいないんじゃない?”って前に進む発進力になりましたね。数えると、『俺たちの旅』も含め連続ドラマの主演は34本あったんです。1年に1本連ドラの主役をしたら34年かかるってことですよね。これって結構すごくないですか?コンサートも1600回以上やってるんです。“結構やってきたじゃん、俺”って自慢体制になってるんですけどね(笑)振り返ったことで知れたので、こういうのもたまにはいいですね」

◆50周年のその先──

「俺はラッキーなことにいろんなことをやらせてもらったので、“新たに挑戦したい”というよりかは、また海外の映画に出演したいですかね。過去に3作出ているんですけど、1本目の時は約1か月半海外に行きっぱなし、それも通訳なし、マネージャーもいない。とにかくずっと英語をしゃべってないといけなかったんですけど、外国のスタッフしかいない、誰も俺のことを知らない普段と違う環境だったのですごく頑張れたし、結構楽しかったんですよね。機会があれば、またオーディションを受けて海外作品に挑戦したいなと思っています」

「語学は、大学でESS(English Speaking Society)というクラブに入っていて、英語劇のセクションだったので、学生の時はずっと英語で芝居をしていました。当時は英語劇嫌だったんですけど…(笑)海外の作品につながったなとは思いますね」

「大学3年生の時に英語のパフォーマンスがあって、そのディレクターが奈良橋陽子さんで。俺がまだデビューする前、そこで奈良橋さんと出会ったんですけど、妙に俺を褒めるんですよ。“ぇ、なんで?”って思ったんですけど、その気になって文学座を受けちゃって(笑)ものすごい倍率だったんですよ、定員30人なのに1200人くらい受験して、受かるわけないと思いましたね。今では受けてよかったと思います、受かってないと今の姿はないですから」

◆描かれる人生の選択や葛藤…中村雅俊は──

「人生の中で悩むことはあまりないですね。人間ってAかBか、いつも選択に追い込まれていて、Aの道に進むと“Bが良かったかな”、Bに進むと“やっぱりAだったかな”。俺は、これを繰り返すのが人生みたいな気がしていて。悩んだ時は、文学座のお芝居「女の一生」のセリフを思い出します。“誰が選んでくれたのでもない、自分で選んで歩き出した道ですもの、間違いと知ったら自分で間違いでないようにしなくちゃ”。この言葉がいつも頭の中にあるんです。人間って間違ったなって思う選択も多いけど、努力して出口まで頑張れば、意外とそれが正解なんでしょうね」

◆観客へメッセージ

「『五十年目の俺たちの旅』は人生で初めて違った感覚を持った仕事をして、結果としてすごく楽しかったです。監督として頑張ったからではなくて、『俺たちの旅』って本当にたくさんの人から愛された作品で、そのちょっと特別な50年後── ぜひ見てもらいたいなと思っています。よろしくお願いします」

映画『五十年目の俺たちの旅』
2026年1月9日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
【予告編はこちら】

中村雅俊と田中健と秋野太作の写真

<出演>中村雅俊 秋野太作 田中健 / 前田亜季 水谷果穂 左時枝 福士誠治 / 岡田奈々
<原作・脚本>鎌田敏夫
<監督>中村雅俊
<主題歌>「俺たちの旅」中村雅俊
<配給>NAKACHIKA PICTURES ©️「五十年目の俺たちの旅」製作委員会

公式HP 
公式X 
公式Instagram

取材:entax編集部
写真:entax
場面写真:©「五十年目の俺たちの旅」製作委員会
ヘアメイク:鈴木佐知
スタイリスト:奥田ひろ子

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