宮野真守「ずっとみんなのそばにいます!」投げキッスに大人デート、そして“タテアリくん(?)”…3時間20曲のライブに詰め込まれた“マモFACE”の数々【ライブツアー「MAMORU MIYANO ASIA LIVE TOUR 2025-2026 ~VACATIONING!~」】
アーティスト・宮野真守の姿を見せた後は、等身大のマモとの大人のデートの時間。アコースティックアレンジされた「Apollo」を、地中海の景色をバックに愛情たっぷりに届ける。ラスサビ前の“Let’s kiss!”と歌う箇所ではたっぷり間を置いてキスをプレゼントするサービスも。さらに横浜公演限定の曲として、5thシングルの表題曲「ヒカリ、ヒカル」をライブで久々に披露。歌い始める前に「いつまでも僕の声を届けていきます」と告げた、その想いをエモーショナルな歌に託して届け、ファンとの“永遠”の絆を約束する。続く「繭」も、どこかジャジーな雰囲気を纏ったピアノアレンジで披露。今の年齢だからこその熟練と余裕を感じさせる“大人のマモ”を堪能できるブロックとなった。
“マモライ”には欠かせないこの日の幕間映像は「1日富士急VACATIONING!」。映像ではおなじみの俳優・髙木俊を相棒に迎え、富士急ハイランドのアトラクションを満喫するバラエティ番組風の内容で、お化け屋敷はNGと宣言していたマモの意向に反して「戦慄迷宮~闇に蠢く病棟〜」に無理やり挑戦させられ、さまざまなリアクションで会場に笑いと癒しの時間を提供した。

そしてホテルの扉が再び開くと、デニム地のベストに光沢感のあるジャケットを合わせた新衣装に着替えた宮野がダンサーを従えて登場。アルバム『FACE』の中でも、とりわけダンサブルで刺激的なアップチューン「Mirror」を、踊りながらアクティブにパフォーマンスする。そこからアッパーなエレクトロR&B「IT’S THE TIME」に繋げ、レーザー演出と共に煌びやかなステージングを展開すると、パワフルなロックチューン「Greed」ではギターとベースのメンバーを伴ってセンターステージへ。激しいシャウトでアリーナを熱狂させる。
メインステージに戻り「まだまだ盛り上がっていきましょう!」と呼びかけると、アルバム『FACE』よりロールプレイングゲームをイメージしたハイテンションなナンバー「R.P.G」へ。ダンサー6名から宮野が指名したメンバーがソロダンスを披露する演出で盛り上げ、その流れで宮野もソロでステップを踏み、この日の主役としての“HERO”ぶりをアピールする。ライブの定番曲「Kiss×Kiss」では、宮野がトロッコに搭乗してアリーナを回遊。ファンとより近い場所で、歌だけでなく「ありがとう!」という感謝の言葉や投げキッスを届けて、絆を確かめ合う。

その後のMCで「VACATIONING」について、みんなと一緒に休暇を過ごしたい思いで制作したと改めて語る宮野。どんなにつらく大変な時でも、その宝物のような思い出にアクセスできるように願いを込めて。「そのアクセスした先には、宮野真守がいます。ずっとみんなのそばにいます!」。そのように力強く言葉を届けた宮野は「僕はこれからも皆さんの楽しめる場所をたくさん作っていきます。一緒に輝く未来を歩いていきましょう!」と宣言すると、「シャイン」をライブ本編のラストナンバーとして披露。
歌詞の象徴的なフレーズ“Go for,Let’s go,next stage”のパートでコール&レスポンスを行い、会場の客席を半分に分けて声の大きさを競い合わせるなどしてファンとたっぷり交流し、共にネクストステージを作り上げる。最後に会場が一体感に包まれると同時に銀テープが発射されて、サービス満点でライブ本編を締め括った。


会場からの盛大な“マモ”コールを受けてのアンコールは「ジャーニー」からスタート。ツアーグッズであるTシャツと開襟シャツを合わせたシンプルかつラフな恰好の宮野は、爽やかな美声だけでなく、今年8月の「Animelo Summer Live 2025 “ThanXX!”」で「うたの☆プリンスさまっ♪special mix」を歌唱時に披露したダンスムーブでも魅せる。その後、宮野いわく「唯一ふざけられる時間です(笑)」というMCでバンドメンバーやダンサーら“チームマモ”らと愉快に語らいつつ、新情報を告知。本公演の模様がWOWOWにて来年2026年2月に独占放送されること、3月14日(土)にニッポン放送主催のホワイトデーイベントが開催されることが発表された。
そのように新しい約束が交わされたなか、ライブはついに最後の楽曲に。宮野は「この思い出を大切な宝物にしましょう!」と告げると、「ジャーニー」に続いて、テレビアニメ「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE 2000%」主題歌にして自身の代表曲「カノン」を披露。ラストはセンターステージまで進み出て、周囲をファンに囲まれながら“「さあ、行こうか」”とこの先も共に歩んでいくことをファンと約束してステージを終えた。
だが、この日はアジアツアーの日本での最終公演。ファンからの止まない声援を受けてダブルアンコールが実現する。「ちょっと!Wアンコールがあるなんて言ってないじゃん!」とおどけつつ、「本当ならこの場所にずっといたいです。みんなと一緒に遊んでいたいです」と素直な気持ちを伝えると、この日だけの特別なナンバーとして「オルフェ」を披露。
再びトロッコに乗ってアリーナを巡りながら、心から楽しそうな表情で歌う宮野。多忙を極める彼にとって、ファンと直接触れ合えるライブという場所は、まさにバケーション気分で楽しめる機会なのだろう。メインステージに戻った宮野は「ラストはみんなで飛ぶぞー!」と言いつつ、お約束のフェイントを何度も挟んでチームマモやファンを翻弄。遊び心たっぷりに楽しんだうえで、最後は全員でバッチリとジャンプを決めてフィナーレを飾った。

宮野がMCで語った「ずっとみんなのそばにいます!」という言葉は、彼にとって夢でも願いでもなく心からの想いなのだろう。チームマモとファンのみんなで一緒に作り上げた、この日のバケーションの思い出は、大切な宝物としてファンの記憶にいつまでも残り続けるはずだ──。
日本公演 千秋楽となったこの日の模様は、WOWOWにて2月に独占放送・配信。さらに、宮野本人のインタビューを交えたライブ映像特集が3月に、ミュージックビデオ特集が4月に放送・配信予定となる。
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【宮野真守 公式TikTok】
【宮野真守 オフィシャルYouTubeチャンネル】











