離島の急病人を海上自衛隊と海上保安庁がタッグを組んで救助 強風と荒波に阻まれるなか、両者の高い技術と連携が実を結んだ実際の突破劇とは

2025.12.12 10:00
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白洲のアイデアにより、まずは急患を含めた役場職員たちは、自らが乗ってきた船で巡視船へ向かうことに。波が静かな一瞬を狙い、巡視船へと移る。

ここから、ヘリコプターへ患者を乗せかえる必要があるが、なんと巡視船の船長は「本船はこれより、航送を開始する!」と患者を乗せたまま、船を走らせる。すると、それまで荒い波によって大きく揺れていた船体は、加速とともにその揺れが落ち着きはじめた。

走る自転車が安定するように、船も進んでいる時の方が横波の影響を受けにくくなるそうで、こうして揺れが小さくなった巡視船に、続いては海上自衛隊のヘリコプターが接近。巡視船とヘリコプターが、進む速度と方角をぴったり合わせて行うホイスト作戦で、なんと動いたまま急患を吊(つ)り上げることとなった。

強風が吹き上がる海上で、互いのスピードを合わせながらという高い技術が求められる状況のなか、救助は無事に成功。こうして心筋梗塞を発症した急患は一命を取り留めた。

普段は別で訓練をしている2つの組織が日頃の訓練によって実現させた、実際にあった寸分の狂いもない救出劇に、スタジオゲストの俳優・新木優子は「すごい訓練を日々積み重ねられてるんだなってっていうのが映像からすごく伝わってきて、素晴らしいなと思いました」と感動していた。

新木優子の写真

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写真提供:(C)日テレ

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