町中華激戦区のカレーライスを味わう!500軒以上の町中華を巡ってきた神が、最後の晩餐に食べたい絶品カレーを紹介

2025.12.9 10:45
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2軒目は大田区にある『中華麺舗 虎』。大田区は町中華の充実した東京23区ランキング(出典:ねとらぼ(2022年))でも2位につけている中華激戦区。『大田区町中華MAP』というものもあり、地域ぐるみで町中華を盛り上げている。実はこちらのお店、戸田恵梨香さん主演のドラマ『SPEC』をはじめ、数々の作品のロケ地としても知られている。どこか懐かしさを感じる、歴史ある店内の雰囲気も人気の理由だ。

1959年創業 中華麺舗『虎』

カレーライスとゆで餃子(ぎょうざ)を注文する松山さん。カウンターに座り、調理の熱気をたのしんでいると、カレーのいい匂いがしてくる。「嗅覚から視覚から、もう五感を刺激するカレーですよ」と待ちきれない様子の松山さん。カレーライスが出されると、「これぞ町中華のカレーという、中華鍋で炒めたからこその、香りたつカレーですね」と、カレーの匂いを堪能。

『虎』のカレーライス1000円

こちらでも先に福神漬けを平らげてからカレーと一口食べると「間違いない!これはうまい!スパイスがガツンとくる感じで、食べた瞬間に人生のボルテージが2段階くらいあがる。玉ねぎだったり豚肉の甘さとカレーのスパイスの辛さが、中華鍋で高火力で一瞬に炒めることによって味の一体感を感じるカレーですよね」と静かだが熱く語る松山さん。

味の決め手は紹興酒

具材は豚肉と玉ねぎのみ。中華鍋で素早く炒めてニンニクやショウガを加えて、一気に加熱して香りつけ。味の要になる中華スープは鶏ガラと豚のうま味が香ばしさと、溶け合う昔ながらのコク深い味わい。この特製中華スープを加えて塩、コショウで味を整える。味のポイントになる紹興酒を加えることで、味に深みが出て旨味が増幅。ここにチャーシューと共に煮込んだ醤油(しょうゆ)とカレー粉を加え、最後に片栗粉でとろみをつけて完成。

中華鍋で作るため、熱々のカレーライス

「中華鍋で作っているので、熱々で素材の持つ雑味の部分が飛んで、うま味だけが残る」と話す松山さん。それを聞いた店員は「中華は火が命っていうくらいね。鉄鍋がいい仕事してくれるんですよねやっぱり」と胸を張るのだった。

1965年創業の『寳華園(ほうかえん)』

3軒目にやってきたのは、2軒目と同じ大田区にあり、飲食店激戦区の蒲田駅前に店を構える『寳華園(ほうかえん)』。やってきた松山さんは年季が入り色あせたカウンターテーブルを見て、「これがもうお客さんとお店とのなんか闘いの後というか、うまいもの食わせるぞという店主さんの意気込みと、どんだけうまいもの食わせてくれるんだっていう、お客さんとの闘いの歴史がこの色ずみに出てるなと思いますね」と店主と客との歴史を感じて感慨深い様子の松山さん。ここで松山さんが注文したのは、カレーライスではなく、カレーめし!

カレーめし930円

まずは卵を割らずに食べてみると、「熱々で辛くはないけど味にパンチがあるというか、熱いんですけど最終的にうまいが勝ちますね」と、松山さん。卵を混ぜてみるとコクが増し、さらにとろみが出て胃がもたれている時でも食べやすく優しい味に変わるという。

味の決め手となるのがケチャップ

熱した中華鍋でひき肉をニンニク、ショウガ、玉ねぎと共に炒め、味の決め手となるラーメンスープを投入。豆板醤、砂糖、醤油、カレー粉で味付けした後、味をグッとよくする秘密の調味料がケチャップ。ご飯を入れ、加熱する。カレーめしは片栗粉不使用でご飯の粘り気のみで仕上げるため、繊細な火加減で焦げ付かないよう丁寧に温める。最後に生卵とほんの少しだけラーメンの返し醤油をかければ完成!

実はケチャップが苦手な松山さん。「苦手なケチャップがこんなところで役に立ってるなんてちょっとごめんなさい、ケチャップ様に申し訳ないなーって」と反省するのだった。

生卵とラーメンの返し醤油をかけて完成!

福神漬けとトマトが嫌いな松山さん。スタジオの孝太郎が「あんな福神漬けとトマトが苦手で、よく愛車を真っ赤にできますよね」というと、スタジオは笑いに包また。

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写真提供:(C)日テレ

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