ビルの屋上に2階建ての家？約340平米7LLDDKKSの豪邸にある「韓国ならではの部屋」の正体とは

12月4日放送の『見取り図の間取り図ミステリー』では、ビルの屋上にある2階建ての豪邸を森泉とお笑いコンビ・見取り図のリリーが調査した。

今回2人が訪れたのは、韓国・釜山のとある8階建てのビルの屋上に建てられた一軒家だ。家主であり、ビルのオーナーでもあるキム・ケファさん（67）が2人を出迎えた。リリーが「なんでビルの上に建てようと思ったんですか？」と尋ねると、キムさんは「ビルの屋上に家を建てたのは私ではなく、前のオーナーだよ。10年前に売りに出されていて、見晴らしの良さが気に入ったから、ビルごと買い取ったんだ」と経緯を説明した。

さっそく、2人は8階から階段で屋上の家へ。階段からドアを開くと、屋上は思いの外広々としており、森は「想像していたのと全然違うんだけど！」と興奮した。キムさんが購入した時は、屋上には池や滝まであり、キムさんは自らの好みに合うように庭を作り変えたのだそう。リリーが「この木ってコンクリートがあるから、根っこが張れないんじゃないですか」と尋ねると、キムさんは「この下は1mくらい土で埋めてあるんだよ。だから全く問題ない」と答え、さらに「その土の部分を使って、しっかり基礎工事をしているから屋上に大きな家を建てられるんだよ」と説明した。

韓国では、『オクタッパン』という、屋上にある小さな住居は知られているものの、2階建ての大きな家が屋上にあるのは珍しいとのこと。「いくらだったんだろう」という森の疑問に、キムさんは「ビルと家を合わせて約10億円」と答え、リリーは驚いて思わず「リッチマン！」と言ってキムさんの手を握った。

そしていよいよ豪邸の中へ。玄関を通ると、2人はまず広々とした約40帖のリビングに圧倒された。大きなソファでくつろぎ、「成功者のソファですね」とリリー。実は、キムさんは不動産関係の会社を経営しており、このビルの8階にオフィスがあるという。「3分あれば出社できちゃうからね」とキムさん。

約340平米7LLDDKKSのこの家には、1階と2階それぞれにリビングとダイニングキッチンがあるまさに豪邸だ。また、1階のキッチンの奥には韓国ならではの部屋があるそうで、これが今回のミステリーだ。

続いて、2人はキムさんの妻の寝室へ。部屋に置かれたソファの座面は石になっており、電気をつけると温かくなるという。また、隣のキムさんの寝室は壁が全て黄土でできている。キムさんは「黄土は韓国の伝統的な建築でよく使われてきたんだけど、土が息をしていて、住む人の健康もよくしてくれるって言われているんだよ」と解説した。