建設会社社長がもみ消した“現場”の記録…レインボー演じる国税局若手調査官が所得隠しを暴き立てた、とある紙切れの正体とは

解決策を思いついた実方は、その他の調査員たちとともにとある記録を求め、帳簿をくまなく調査。そして怒りに満ちた田沼が「もういい加減にしてくれよ！」と迫った瞬間、ついに池田が「あった！」と1枚の紙切れを掲げる。

その手にあったのは、なんとレシートで、池田は「リストの住所に載ってない現場の領収書です！」と一言。さらに別の調査官たちも、次々に領収書を発見したと声をあげると、困惑する田沼に対し実方は「これは、あなたの会社が“作業員のランチ代”として経費計上したものです…普通は現場の近くでランチをするものですが、こんな場所に仕事ありましたかね」と投げかけた。

調査官たちが見つけたのは、帳簿上存在しない工事現場付近で受け取った、作業員の食事代の領収書。実方らはこれらの領収書から、帳簿にない工事現場を請け負ったことを立証したのだった。

こうして不正を認めた田沼は、修正申告書を提出し、7年間にわたる不足分に加え、5,000万円以上の重加算税を上乗せした、1億5,000万円以上を支払うことに。実方の機転と、調査官たちのめげない正義感により、悪質な所得隠しが暴かれたのだった。

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写真提供：（C）日テレ