是枝裕和×藤本タツキの夢のタッグが実現!漫画家を目指す2人の少女を描いた実写映画『ルックバック』2026年公開決定
漫画家・藤本タツキの漫画『ルックバック』が是枝裕和監督のもと実写映画化され、2026年に公開されることが決定した。
2018年『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝いた映画監督・是枝裕和と、シリーズ累計3,400万部を突破した『チェンソーマン』や、『ファイアパンチ』などの代表作を持つ漫画家・藤本タツキ。そんな世界から注目されるクリエイター2人による、監督・脚本・編集 是枝裕和、原作 藤本タツキという夢のタッグが実現した。そして、雪道、部屋の中での印象的な背中が映し出されたティザービジュアル2点も合わせて解禁となった。なお、藤本タツキ作品の実写化は本作が初めてとなる。

『ルックバック』は2021年に少年ジャンプ+で公開された、ひたむきに漫画家を目指す2人の少女を描く、藤本タツキ渾身の青春物語。公開されると同時に話題を呼び、「このマンガがすごい!2022」オトコ編第1位を獲得。2024年には劇場アニメ化され大ヒットとなり、国内外からの高い評価を受けている。
本作の監督を務める是枝裕和も『ルックバック』が紡ぐ、切実な物語に魅了された一人だ。偶然立ち寄った書店で表紙の“背中”に惹かれて購入し、一気に読んだという是枝監督は「きっと藤本タツキさんはこの作品を描かないと先に進めなかったのだろうなと、そんな気持ちが痛いほど伝わってきました。自分にとっては、『誰も知らない』がそんな作品でした」と初めて読んだ感想をコメント。
そんな原作との出会いのあと、是枝監督は本作のプロデューサー・小出大樹から『ルックバック』の実写映画化のオファーを受け、原作・藤本タツキと対面。「まずは、このような作品を世に産み落としていただいたこと、その作品に同時代に出会うことができたことへの感謝をお伝えできればと思っていたのですが、その帰り道、“やらないわけにはいかない”と覚悟を決めたことを覚えています」と振り返った。そして、「とても豊かなものが映し出される作品になるのではないかと思います」と作品への自信を語った。
原作・藤本タツキもコメントで、自身が初めて観た是枝監督作品に『海街dairy』を挙げ、細やかな演出を絶賛し、「是枝監督がルックバックを撮ってくれるなら僕はもう何も言う事はないです。楽しみにしています!」と全幅の信頼を寄せた。
漫画と映画、ジャンルは違いながらも、常に最前線を走り続ける2人のクリエイターが出会い、歩み始めた、実写映画『ルックバック』。原作同様に、小学生時代からはじまる13年にわたる2人の主人公・藤野、京本の軌跡を、美しい四季とともに、丁寧に描く。作品の撮影は秋田県にかほ市を中心に、地元の方々の温かい協力のもと、豊かな四季を通じて行われ、現在は編集作業に入っている。

そして、本作の第1弾ビジュアルとなるティザービジュアル2点も解禁。雪深い道を歩く2人の後ろ姿、部屋で机に向き合い漫画を描く2人、ともに劇中の印象的なシーンが映し出されている。本作では国内外で活躍する写真家・濱田英明が撮影現場に帯同し、このビジュアルのスチール撮影も担当した。
また、日本国内のみならず、すでに韓国・台湾での公開も決定しており、全世界での公開にむけて準備が進められている。
映画『ルックバック』2026年公開
原作:藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・編集:是枝裕和
企画・プロデューサー:小出大樹
配給:K2 Pictures
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