TVアニメ放送20周年記念!劇場版『涼宮ハルヒの消失』リバイバル上映が決定!原作・谷川流が明かす『憂鬱』の時系列の“カラクリ”

2025.11.14 15:50
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2006年のTVアニメ放送から、2026年で20周年を迎える『涼宮ハルヒ』シリーズ。20周年を記念して『涼宮ハルヒの御礼』プロジェクトが始動する。

2006年のTVアニメ放送から、2026年で20周年を迎える『涼宮ハルヒ』シリーズ。20周年を記念して『涼宮ハルヒの御礼』プロジェクトが始動する。

『涼宮ハルヒ』シリーズは、原作・谷川流、イラスト・いとうのいぢによる、角川スニーカー文庫刊のライトノベル。2006年のTVアニメ化では、物語の時系列をシャッフルした構成と、エンディングテーマ『ハレ晴レユカイ』のダンスがインターネットを通じて爆発的な人気を博し、社会現象となった。

♦冬の傑作 劇場版『涼宮ハルヒの消失』リバイバル上映が決定!

TVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ20周年企画の第1弾として、新宿バルト9ほか全国劇場で劇場版『涼宮ハルヒの消失』のリバイバル上映が決定。2010年2月6日(土)。いまから約15年前に、劇場版『涼宮ハルヒの消失』は公開。公開当初は全国24館というスタートながら、当時の深夜アニメ発映画として驚異的な大ヒットを達成した162分の大作がスクリーンに再び帰ってくる。

<劇場版『涼宮ハルヒの消失』予告編(2026年)>

♦原作者・谷川流先生からコメントが到着!

<原作・谷川流先生 コメント>
編集氏からアニメ化の話を聞いたのがいつだったかは忘れてしまいましたが、初めて京都アニメーションを訪れたのは2005年の初春頃でした。当時『AIR』が放映中だったので確かです。

その時の僕は役員の方々やスタッフの皆さんに「よろしくお願いします」と頭を下げたら自分の仕事は終わったも同然だと思っていたのですが、そこから「それではどのようなアニメにしましょうか」と、いきなりシームレスに会議が始まったこと、そしてどうやら僕の意見を求めておられるらしいことに驚きました。

果たしてそれは僕が考えていいものなのか?

とは言え、さすがにノープランだったわけでもなく、最初に僕が述べたのは「一巻目の『憂鬱』だけで1クールできませんか?」でした。と言うのも僕はあのラストシーンがそこそこ気に入っていて最終話はアレで終わるのがちょうどいいと考えていたからです。スタッフ諸氏はしばらく「うーん」と思案しておられるようでしたが、やがて「やれないことはないが著しく間延びしたものになり原作にあったテンポのよさが失われるだろう」と言うような意味の返答を下さいました。けだしもっともです。

そこで僕が発したのが「では『憂鬱』エピソードの合間に短編エピソードを順不同かつ時系列の整合性などまったく考慮せずに挿入していくというのはどうか」というものでした。何が何でも『憂鬱』ラストを最終回にしたい一心のようですが、その場の思いつきを口にしただけだった気がします。

それから数ヶ月後、湖の畔(ほとり)の研修センターのような所で構成会議が行われました。いつのまにかその案は決定事項になっており、後はどの短編をどのタイミングで放り込んでいくかに焦点は移っていました。ひょっとしたらあの放映順は適当に決めたんじゃないかと思っている人がいるかもしれませんが、実際は全員頭が割れそうになるほど考えたのです。いやもう本当に。

あれから二十年、それだけ経過してもハルヒたちが動いているのが見れたり声を聴けたりするのは、あの時アニメーション製作に携わってくれた方々と楽しんでくれた皆様のおかげでしかありません。重ねて御礼申し上げます。

ありがとうございました。

♦劇場版『涼宮ハルヒの消失』ストーリー

クリスマスが間近に迫ったある冬の日。学校に向かったキョンはいつもの日常と違うことに気づく。後ろの席にいるはずのハルヒがいない……。
さらに驚くべき事に、その席に座っていたのは、(『憂鬱』にて)キョンを殺そうとして長門に消滅させられたはずの朝倉だった!

『涼宮ハルヒの消失』ポスター

劇場版『涼宮ハルヒの消失』リバイバル上映
2026年2月6日(金)より2週間限定上映

【公式HP】
【公式X】

©2007,2008,2009 谷川流・いとうのいぢ/SOS団
©2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団

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