山下美月　“病魔との闘い…オーディションでの脱落”「自分は芸能人としては何の価値もない人間だ」と葛藤した日々を語る

2024年に乃木坂46を卒業した山下。実は卒業後すぐから葛藤を感じていたのだという。「グループにいる時は、ドラマとか出た時に“このグループにこんな子がいるんだ”って知ってもらえるきっかけとか、自分がいる存在意義っていうのが見つかりやすかったんですけど、卒業して何に向かっていいかわからなくて。人間がつらいのって、失敗した時とか、何か間違えてしまった時とかっていうよりは、目標とか目的がない時が一番つらいんじゃないかな」と赤裸々に当時の思いを振り返った。

乃木坂46の卒業から1年半が経過した現在、山下は新たな目標に向かって前を向く。「自分が何者かを知りたいというのが一番大きくて。ちょうど色々勉強しなきゃいけない時期でもあるし、イメージが変わってくる時期でもあると思う」と語る。今の目標は「自分を好きになる」ことだという。

「本当に幸せで恵まれた環境にいるのに苦しんでいるのは自分自身の問題なんですよ。だから幸せがどこかに落ちているっていう考えよりかは、自分自身の中にある幸せの殻を破らなきゃいけない。それって本当の意味で自分を受け入れる、自分を好きになるってことだと思う」と語った。

「もっと自由に、ラフに。周りからの視線とか、周りのことを考えつつ、ちゃんと自分の幸せとは何かっていうことに人生をかけて向き合っていきたい」と、称号や名声ではなく、理想の自分になるための覚悟を口にした。

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写真提供：（C）日テレ