まるで昭和の乙女？玄一の告白シーンにSNSでは「かわいい」「恋する乙女感出てる」『ぼくたちん家』第3話

10月26日に日本テレビ系日曜ドラマ『ぼくたちん家』第3話が放送された。主演を務める及川光博が、21年ぶりに連続ドラマの主演を務める本作。現代の様々な偏見の中で生きる“社会の隅っこ”にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。恋も人生も、ままならない。でもそれでも人は、誰かと関わってしまう。社会の隅っこでつながった、3人の生活。笑って、泣いて、笑っちゃう、奇妙なホーム＆ラブコメディ。
（※以下、ネタバレ含みます）

「親のフリ、しようと思います」――。心優しきゲイのおじさん・波多野玄一（及川光博）は、同じアパートで１人暮らしをしている中学3年生の楠ほたる（白鳥玉季）に頼まれて、秘密の親子契約を締結。そうとは知らず、2人を本当の親子だと思い込んでいるほたるの担任・作田索（手越祐也）は、玄一に誘われ、2人が暮らすアパートの隅で車中泊を始める。玄一の前に、ほたるの実の父親・仁（光石研）が偶然現れ、声をかける。玄一はほたるの部屋の様子を探っていたのだった…！

そろそろ卒業後の進路を決めなきゃいけないほたる。とりあえず、行ってみたい学校を探すことから始めてみようと、高校のパンフレットとにらめっこ。でも、何をどう選べばいいのやら…。気が付けば、またいつものようにトーヨコに足を運んでしまう。「仁らしき人物が部屋を探っている」と大家の井の頭（坂井真紀）から聞いたほたるは、仁と会い「アパートに来るのやめてください」と釘をさす。しかし仁はほたるの母親・ともえ（麻生久美子）が横領したといわれている3000万円を狙っていたのだった。

SNSには「やっぱりロクデナシか…」「そりゃそうだよね。お金狙うに決まってる！」「子どものこと何も考えてない」など、辛辣な声が上がっていた。

一方、玄一は、部屋探しをする索に、仲良しの不動産屋・岡部（田中直樹）を紹介。頼まれてもいないのに、索におせっかいばかり焼いてしまう玄一。始まってしまった玄一の気持ちは、もう抑えられないところまできてしまっていてた…。そんな中、玄一たちのアパートに仁が現れ、無理やりほたるの部屋に入ろうとする。そんな仁にほたるは「ここは私たちの部屋だから」と言い、大家にもらったさすまたで仁を撃退しようとする。そこへ大家と、不動産屋から返って来た玄一と索もやって来て、大騒ぎに！それを見た索が、仁に「どちら様ですか？」とたずねると「この子の父親だけど」とほたるを指さし、索に秘密がバレてしまうのだった。

仁はほたるの部屋を一通り探すが、結局3000万円は見つからずあきらめて帰っていく。実はお金の入ったスーツケースは、玄一の部屋に置いたままだった。ほたるの秘密を知ってしまった索だが、自身も両親がおらず施設で育ったため、「ごめんね」「嘘（うそ）つかせたね」とほたるに謝る。ゲイを隠し、周りに合わせるための嘘をついていた索は、誰に話したかなど分からなくなり、隠すのをやめたのだという。学校の人には隠してないだけで言う人は選んでいるという。「なんで波多野さんに（父親代わりを）頼んだの？」と聞く索に、ほたるは「似てるなと思ったから…」「頑張ってるとこ」と答えるのだった。

玄一の元を訪れた索は、「なんで親のフリをしようと思ったんですか？」とたずねる。「親のフリしてって頼まれたから…」と答える玄一だが、これまで索に、家をかすがいにと言ったり、滞在先を紹介したり、家探しを手伝ったりというすべて「なんでもそうなんですか？」と問い詰める。玄一はもじもじしながらもついに「好きってことです」と、索への思いを伝える。その言葉に索は「はぁ？」とあ然とするのだった。

玄一の告白に、「かわいい！」「まるで昭和の乙女みたい！」「もじもじしてる！」「恋する気持ちは、みんな一緒だよね」など、玄一のリアクションにかわいいという声が視聴者から多くあがっていた。

11月2日放送の第4話では、ほたるから3000万円の在りかを聞き出そうと躍起になる仁が中学校にまで押しかけてきて、索が慌てて応対。「娘に会いに来たんですよ。悪いですか？」と開き直る仁。索が「通報します？他人が親のフリしてるって」と探りを入れると、仁は「するわけないでしょ。だって、あの人捕まっちゃったら、俺がほたるの面倒みなきゃいけないでしょ」。仁の興味がお金にしかないと分かった索はムカついて、「もう来ないでもらえますか？」と仁を追い返し…。

『ぼくたちん家』
毎週日曜よる10時30分～日本テレビ系にて放送