杉野遥亮　大学在学中にデビュー「芸能界に入って、がっかりした面も…」人には話せなかった葛藤を語る

エンタメ

20歳でデビューしてから10年。杉野はデビュー間もない頃を振り返ると「（芸能界では）自分もいい自分でいなきゃいけないから、怒られるのも怖いし。こういうこと言えば、“正しいよね”っていうことを言ってた気がする」と話した。「ちょっと違ったなぁって、なんか居心地がよくなかった」と、言いたいことを素直に言えないことへの葛藤を抱えていたという。

そんな葛藤を抱えつつも、俳優として活躍の幅を広げ、少しずつ自分の居場所を広げてきた。しかし過去を想起してみると、ひとつ心残りがあった。「自分のワクワクすることとか、なんか、どこか置き去りにしちゃってた気がする」といい、自分の本心を見て見ぬフリをしていたとのこと。「自分がどう思うとか内側から出るものじゃなくて、外側のことばっか考えていた」と、過去の自分を振り返った。

苦悩しつつも、がむしゃらにもがくこと10年。杉野は今年で30歳になった。今後について聞かれると、「20歳で入った時と今では、全然考え方もスタンスも生き方も違うと思う」と話す。「ここに来てもっと楽しいことしていきたいなと思いました。自分が興味あることか、楽しそうだなって思うことをもっとやっていきたいなと思った。じゃなきゃ意味ないなと思った」と続け、晴れやかな表情を浮かべた。

「30代のテーマはある？」と司会の今田耕司が尋ねると、杉野は「どうなるかってのはわからないけど、なんかすっごい期待してますね」と応えた。「20代の頃は、どうしよう、自分ってどうなんだろう、何なんだろう、そんなんばっかりだった気がしていて、でも今はすごく、希望の方が大きい」といい、成長した今だからこそ思える、未来への希望を口にした。