JO1 5周年を記念したイベント『JO1 5th Anniversary ~祭り~』を開催!二日間で2万発の花火でお祝い

JO1が10月18日(土)・19日(日)の2日間にわたり、グループ初の単独野外ライブ、そしてデビュー5周年を記念したイベント『JO1 5th Anniversary ~祭り~』を開催。10月19日(日)のオフィシャルライブレポートをお届け。
グローバルボーイズグループ“JO1”が、10月18日(土)・19日(日)の2日間にわたり、グループ初の単独野外ライブ、そしてデビュー5周年を記念したイベント『JO1 5th Anniversary ~祭り~』を東京・海の森水上競技場 特設会場にて開催。
ワールドツアーや東京ドーム公演など数々の華々しい功績を残した5周年イヤーの集大成として開催された本イベントは、2日間で約3万人を動員。日本の伝統文化である花火とJO1の音楽・生パフォーマンスが融合し、約90分間にわたる迫力満点のスペシャルステージを届けた。花火は2日間で2万発を超え、首都圏最大級のスケールで夜空を彩った。

さらに、JO1が「すべてのファンの方々とできる限り近い距離で会いたい」と、全長140メートルのワイドステージを考案。全18曲・約90分にわたるライブでは、全編で花火が楽曲と完全シンクロ。音楽に合わせて0.1秒単位で花火を制御し、ワイヤレスで着火・打ち上げるという精密な演出を実現。花火は、創業100年を超える岐阜県の老舗花火メーカー「高木煙火」が製作。音楽と花火を連動させる演出は増えているものの、生のパフォーマンス全編と完全にシンクロさせたライブは、JO1にとっても、花火師にとっても、前人未到の挑戦となった。
ライブだけでなく、イベント全体を“祭り”として楽しめるような工夫も満載。会場までの専用シャトルバスではJO1の楽曲やメッセージが流れ、到着前から来場者の期待を高めた。会場に到着すると、メンバーカラーのカラフルな提灯や浴衣姿のメンバーのビジュアルをあしらった櫓など祭り装飾が並び、約30台のキッチンカーが出店。JO1とのコラボメニューや祭りならではのフードが並んだ。さらに、オリジナルゲームを楽しめる縁日エリアや、限定ビジュアルのフォトスポットも登場し、会場全体がJO1一色に包まれた。

日が暮れ、ライブの開演時刻が訪れるとステージ上にJO1が横一列に並び登場。5年前のデビュー曲をロックアレンジした『無限大(INFINITY) 2025』で華々しくライブをスタート。序盤から視界に入りきらないほどの艶やかな花火が夜空を埋め尽くし、気迫たっぷりなJO1のパフォーマンスを彩った。時折弱い雨が降り注ぐも盛り上がり続ける場内に、河野純喜が「雨なんて関係ないよな!JAMのボルテージ最高!」と込み上げた思いを叫ぶと、会場の熱気はさらに上昇。
10月22日(水)にリリースされる10TH シングル『Handz In My Pocket』では、内に秘めた自信やポテンシャルを“ポケット”に喩えて描き、そのパフォーマンスからは挑戦を止めないJO1の姿勢がにじみ出ていた。


ライブエリアは全長140メートルにも及ぶ横長ステージ構成。爽やかなナンバー『Run&Go』と『STAY』では、ステージを巧みに使い、隅々まですべてのJAMのもとへ。『Run&Go』で上手に、そして『STAY』では下手に端から端まで移動し、パフォーマンスを披露。JAMに想いを届けた。
中盤では温かみのあるナンバー『Shine A Light』『Dreaming Night』『流星雨』『My Friends』をメドレーでつなぎ、客席を練り歩いていき、JAMとさらに至近距離でコミュニケーション。そして『Gradation』『ひらく』というバラード2曲で、JO1は会場をしっとりとしたムードで包み込んだ。

階段に腰掛け、時折空を見上げながら歌った『Gradation』では、【青と混ざる茜色】という歌詞にシンクロしたカラーリングの花火や、タイトルに呼応したグラデーションの花火が上がり、感動的なムードに。
また『ひらく』は、豆原一成が主演を務め、10月24日(金)に公開を控える映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』の主題歌。一音一音に想いを込めた深い歌声が夜風とともに広がり、花火とペンライトの色に包まれた会場で彼らの歌声がまるで夜空を“ひらく”ように響き渡った。観客からは思わず感嘆の拍手が。

途中にはJO1イチの俊足を誇る金城碧海がステージの端から端まで全力疾走するのに合わせ、JAMがペンライトを掲げてウェーブをする場面も。
『Test Drive』ではJAMが二手に分かれて、コールで掛け合いを繰り広げた。そして本編の終盤は、JO1の真骨頂といえる圧巻のパフォーマンスを展開。2021年にリリースした5TH シングル『WANDERING』に収録され、JAMがパフォーマンス披露を待望していた楽曲『Infinite City』が初披露されると、客席は喝采。JO1は迫力たっぷりのダンスブレイクも交え、シンクロ率の高い群舞で魅了した。

そして本編の最後は、JAMの存在を道しるべの星と言われる“金星”になぞらえた楽曲『Venus』。上空の花火と共鳴するように、メンバーが感情をたっぷりと込めた儚くも美しいダンスで、JAMの視線を惹き込んだ。

幕間のVCRでは、ライブに向けメンバーが、岐阜県・大垣市の「高木煙火」を訪れ、花火を自分たちの手で作る様子を公開。1枚ずつ手作業で大きな花火を作り上げていく工程を経験し、川尻蓮は「この過程を知ってパフォーマンスするのとしないのでは、深みが違うと思います」としみじみ語った。また川西拓実は「祭り」という公演タイトルに込めた想いについて、「ただ楽しんでほしいし、皆さんに1人ひとりの人生を本当に楽しんでほしいです」と話した。


アンコールでは、メンバーがシックな浴衣にチェンジして登場。ファンネームの“JAM”にかけ、白岩瑠姫が活動の節々で大事な曲として紹介してきた楽曲であるアニメ『しまじろう』の定番曲『ハッピー・ジャムジャム』を初めてステージでカバーしました。空にはスマイル模様の花火が打ち上がり、可愛らしく歌い踊るメンバーの姿を見て、会場全体に満面の笑顔が広がった。
最後は、豆原の「皆さんでもっと思い切り、ここから良い旅をしていきたいと思います。みんなと一緒に、もっと上行くぞ!」というひと言でメンバー全員が作詞に参加したファンソング『Bon Voyage』でフィナーレ。感謝と未来への希望を込めたこの楽曲に合わせ夜空は大輪の花で埋め尽くされ、華やかにライブを締めくくった。
