日本の男性の約2人に1人、女性の約4人に1人が不倫経験者!?新しい結婚の形“オープンマリッジ”とは?独自に深掘り調査

出川哲朗と伊沢拓司がMCを務める特番『出川・伊沢のニッポンYABAデータ』が読売テレビ・日本テレビ系全国ネットにて、9月25日に放送された。さまざまな場面で「ヤバい!」と叫ばれる今の日本は、一体どれほどヤバいのか?はたまた意外とヤバくないのか?この番組では、さまざまなデータから日本が抱える問題のヤバさを紐(ひも))解き、番組独自の【深掘り調査】その本質に迫っていく。
テーマは『ニッポン、不倫しすぎでヤバいよ!?』。全国の既婚者を対象にした調査(『不倫-実証分析が示す全貌』<中央新書>で、2021年に実施された調査結果より)によると男性の51.9%、女性の24.7%が婚外性交渉、すなわち“不倫”をした経験があると回答。つまり、既婚男性のおよそ2人に1人、女性のおよそ4人に1人が不倫をしたことがあるという。
また日本探偵業協会の調査によると、不倫調査相談件数はここ5年ほどで爆発的に増加。2024年は過去最高の約7万8000件もの依頼があったという。20年以上不倫調査に携わり、のべ26万人の不倫を調査してきた探偵のエキスパート、総合探偵社 株式会社MRの岡田真弓さんは、コロナ禍が不倫件数に大きく関係していると語る。岡田さんの調査によると、テレワークで余暇が増えたことで、暇つぶしにマッチングアプリを始めた既婚者たちが不倫に発展しているケースが多く、また自粛期に一緒にいる時間が増えたことで夫婦仲が悪くなり、ストレス解消のため不倫に走った人も多かったという。

最新の不倫トレンドは“朝ラン不倫”。同じ趣味を持つ者同士で意気投合し、コースを外れて自分の家に連れ込んでしまったり相手の家に行ってしまったりするそうで、行為が終わったらダッシュで帰宅して、汗をかいていても走ったからなのか行為に及んだからなのかわからないのだという。同じように盲点をついている“カーシェア不倫”。コインパーキングに併設されたカーシェアを使って、走行もせずに車内で行為におよび、まったく痕跡がわからないという。そして昨年から不倫界隈(かいわい)で流行しているという不倫バレ対策が、“PayPay不倫”。PayPayにはチャット機能があり、相手にメッセージを送ることができるが、このやりとりまで見られる可能性が少ないことから、不倫相手との連絡に利用されているのだという。これには出川も「本当?本当かよ」と大きな驚きを見せた。

VTRを見た出川は「難しいのは、科学で解けないのが恋愛なんですよね」という。「最終的には科学とか理論を超えてきちゃうんでね。だからこそ不倫が起きちゃうわけだから」「不倫はダメだけれど、でも理屈じゃない」とその難しさを語る出川に、「理屈じゃないからこそ、世間のバッシングと実際の数の差をどうやって埋めていくか」と、伊沢は昨今の批判が殺到する風潮を危惧する。すると、ゲストの平成ノブシコブシ・吉村崇は、不倫を肯定してはいないものの「人類がずっと挑戦してるんですよ、不倫に対して。何千年も解決できなくて、いまだにしてるんだから、これ無理ですよ。だったらもう無理なんです。する人はしましょうでいいんじゃないかなと僕は思いますよ」とあきらめの意見。出川から「結婚したばっかの吉村がこう言うってことは、じゃあ吉村自身ももう無理ってことだ?」と聞かれると、なんとも言えない表情を浮かべてごまかした。

しかし、不倫は許されないという常識を覆す夫婦のカタチがある。それは“オープンマリッジ”。既婚者1000人のアンケート(e-venz調べ 対象:全国の30歳~59歳の既婚者1000名)で、その存在を知っていたのは約100人、全体の1割だった。オープンマリッジとは、直訳すると“開かれた結婚”。つまりお互いの合意のもとで、婚外交渉を認め合う夫婦の形のことだ。
オープンマリッジを実践している、北海道在住の男性のもとを訪れると、そこにはなんと第1夫人から第3夫人までの3人の奥さんが…!第1夫人と第3夫人との間に4人の子どもがおり、お母さん3人体制で、子どもたちの育児をこなしているという。日本では一夫多妻での結婚はできないため、この男性と女性たちはパートナーという形で同居をしている。妻同士でケンカしたことは一度もなく、「自分自身でも疑問に思うことはあるけど、みんなで協力して幸せに暮らしている」「長く付き合うとマンネリ化する。三分割されている分、新鮮な気持ちでデートに行けるようになった」「今が子育てもしやすいし、生活するうえで楽」と夫人たちは語った。

そんな新しい結婚のスタイルに出川は、「ちょっと俺はびっくりしすぎて、心の底からWHY?」と出川流に驚きを表現。その男性が顔出しでの取材もOKだったことに、「ある種覚悟決まってるというか、その生き方には誇りを持ってるってことですよね」と伊沢が言うと、出川も感心した。
最後に、日本の不倫事情どれくらいヤバいか総括を促されると、出川の総括は『小ヤバいよ』。「これは無くならないから、もう今さらヤバいよじゃないような」と語る出川。大中小でも“小”を選んだ出川に、伊沢が「こういうのを見てまた、“芸能人は身内に甘い”とか言われるのかもしれないですね」とコメント。すると吉村が「2人に1人の男性なんだから。“身内(芸能界)”どころじゃない話」と反論。それを受けて「国民の話題ではありますよね」という伊沢の言葉に「確かに。大ヤバいよ、かなぁ~」と意見を変える出川だった。