綾野剛「3⼈で1⼈の感情として捉えてもらえたことがとても嬉しい」映画『愚か者の身分』 第30回釜山国際映画祭で北村匠海・林裕太・綾野剛が最優秀俳優賞受賞!

2025.9.30 15:45
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林裕太の写真

主演に北村匠海、共演に綾野剛、林裕太の実⼒派キャストを迎え、愛を知らずに育った3⼈の若者たちの⻘春と、闇ビジネスから抜け出す3⽇間を描いた逃亡サスペンス『愚か者の⾝分』。9⽉17⽇より韓国・釜⼭で開催され、26⽇にクロージングを迎えた第30回釜⼭国際映画祭のコンペティション部⾨に選出された。

そして、主演のタクヤを演じた北村匠海、タクヤと共に闇ビジネスに⼿を染める若者・マモルを演じた林裕太、タクヤの兄貴的存在・梶⾕を演じた綾野剛の3名が、同部⾨に出品された作品の中で、卓越した演技を⾒せた俳優に贈られる<The Best Actor Award (最優秀俳優賞)>を揃って受賞。この度、喜びの声を収めたコメント動画と、現地で授賞式に登壇した林裕太のスピーチが到着した。

審査員からの受賞理由として挙げられたのは「それぞれ個性がありながらも完璧に調和した、この3⼈の若い俳優たちの演技は、セリフに若々しいエネルギーを吹き込み、観客が登場⼈物と共に笑い、涙し、成⻑できる特別な⼒を⽰していた」こと。国際的な舞台で数多くの作品を⽬にしてきた審査員たちが、このように⾼く評価を寄せたことは、本作での彼らの存在感と演技がいかに強い印象を残したかを物語っている。

受賞したことに対して北村は「率直に3⼈でとるっていうのが、すごいこと」と感激。綾野も「3⼈で1⼈の感情として捉えてもらえたことがとても嬉しい」とコメント。林も「まだ実感がわかない」「僕たちの作った映画が釜⼭で評価され、称賛され、それが形になったっていうのがすごく嬉しい」と喜びもひとしおだった。

なお、本⽇の授賞式には、ワールドプレミアと同じく林裕太が代表して参加。 北村、綾野は東京で林の晴れ舞台を⾒守ることになったが、北村は「しっかり胸を張って⾏ってきてください」、綾野は「光を失った男と、光を諦めた男と、それでも光を追い続ける男のマモル役をやった裕太くんが、本当の意味でも輝かしい場所に⽴ってる姿を像するだけで胸にくるものがあります」「何よりも楽しんでほしいなと思います」とエールを送り、林は「その2⼈の思いを背負って、釜⼭の晴れ舞台で堂々と胸を張って楽しんでいければいいなと思います」と胸を張って答えていた。

そんな北村、綾野の⼒強い⾔葉を胸に、3⼈を代表して授賞式に登壇した林裕太。永⽥監督と森井耀プロデューサーが⾒る中、花束とトロフィーを受け取ったあと、緊張しながらも堂々としたスピーチを披露。「選択肢のない⼈が愚かなのか、それとも選択肢を確保しないその環境が、世の中が愚かなのか」「ただ、この映画において最も⼤切なことは、⽣きようとすることは決して愚かな選択肢ではないということです」と想いを語った。

そして「たとえ⼤きな夢や、何か⼤きな意義を⾒出さなくても、⾃分を⽀えてくれる誰かがいるなら、ここに⽣きる意味は⼤いにあるということだと僕は思っています。それを教えてくれたのがこの映画であり、今⽇来られなかった北村匠海さん、綾野剛さんです」「今⽇のこの特別な瞬間を、この特別な感情を、⽇本に帰って3⼈で分かち合いたいなと思います」と共に受賞を果たした先輩たちへの感謝を吐露した。

最後は、⽇本からお守りとして持参したという北村匠海、綾野剛のアクスタを披露して会場を和ませて締め括った。さらに世界に向かって⼤きな⼀歩を踏み出した、映画『愚か者の⾝分』を国際的な舞台で輝かしい栄誉として刻み込んだ。

北村匠海、綾野剛、林裕太コメント動画

◆ストーリー

SNSで女性を装い、言葉巧みに身寄りのない男性たち相手に個人情報を引き出し、 戸籍売買を日々行うタクヤ(北村匠海)とマモル(林裕太)。

彼らは劣悪な環境で育ち、気が付けば闇バイトを行う組織の手先になっていた。闇ビジネスに手を染めているとはいえ、時にはバカ騒ぎもする二人は、ごく普通の若者であり、いつも一緒だった。

タクヤは、闇ビジネスの世界に入るきっかけとなった兄貴的存在の梶谷(綾野剛)の手を借り、マモルと共にこの世界から抜け出そうとするが──。

◆作品情報

タイトル:『愚か者の⾝分』
公開⽇:10⽉24⽇(⾦) 全国公開
配給会社:THE▲SEVEN ショウゲート

©2025映画「愚か者の⾝分」製作委員会

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