野呂佳代「私、この物件に住みたいんですけど」香港を代表する建築家が1LDKに詰め込んだ工夫の数々に驚がく

部屋の工夫が次々と明らかになる中、相変わらず見つからないキッチンとバスタブ。ここで、横山が「レールみたいなのがあるんですね、3本。ということは、これが動くんじゃないかなと思うんですけど」と天井にレールがあることに気が付く。「引っ張ってみて」と促されて2人がCD棚を動かすと、その裏にはバスタブが顔を覗（のぞ）かせていた。さらに奥にあるもう一つの棚を動かすと、置かれたバスタブを使うことができる。奥に隠された棚の数に、スタジオからは驚きの声が上がる。野呂と横山も「これめっちゃびっくりじゃない」「こんな人いないですよ、世界で1人、オンリーワン」と絶賛。

また、バスタブの隣の棚を調べると、洗濯機が設置されていた。近くには洗ったものをしまう収納があるという徹底ぶりで、2人は計算され尽くした空間に感心する。そして、最後に、テレビのある棚を引っ張ってみると、奥からは隠しキッチンが登場した。食洗機やオーブンもついており、「私、この物件に住みたいんですけど」と羨ましそうな野呂。

「僕は建築家として住みやすい家を造るために、自分の家を使って実験しているんだよ」と話すゲイリーさんは、今まで5回もリフォームしているのだという。「一つの空間をいろんな使い方ができれば、狭い家でも満足して暮らせると思うんだ」とゲイリーさん。

最近のリフォームは約2300万円かかったと話すものの、家造りの研究も兼ねているからお金は惜しくないのだそう。スタジオの林家三平は「宇宙船みたいでしたよね。あの中に全部が収まるなんてすごいですね」と目を丸くして感心した。

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