空港税関職員の木村昴が金の密輸を目論む外国人カップルを摘発…その驚きの隠し場所を見抜いたきっかけとは

カップルを別室に案内した木村は、おもむろに「こちらのスーツケース、随分大事にされてるみたいですねぇ？」と一言。そしてそのスーツケースをX線検査にかけると、そのキャスター部分に怪しい影が見られた。

その結果を受け、木村がスーツケースのキャスターを分解すると、その中からタイヤの形に成形された金塊の姿が。木村は「今まで空港でたくさんスーツケースを見てきましたが、キャスターに金塊が使われているタイプは初めて見ました。日本の税関を甘く見るのはいい加減にしろ！」と、その手口と金塊の隠し場所を突き止めたのだった。

実際に発生したこの事件では、およそ750グラムの金塊・当時の価格で660万円相当が密輸されようとしていた。金の密輸は5年以下の拘禁刑もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方が科せられることもあるという。

木村は、カップルの手口を暴いたきっかけを「乗り継ぎ便に遅れるからと帰ろうとした時、スーツケースを検査台から下ろしましたよね？あの時、急いでいる割にはやけに慎重だな～と思ったんです。それで怪しいなと思って」と説明。そのうえで、キャスターがスーツケース本体と比べて新しいことに違和感を抱いたと明かした。

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写真提供：（C）日テレ