絶体絶命！森の大火災とパンクファッションの敵・カヨーリングスの襲来にSNS「また（キャラ）濃いーのがww」　アニメ『俺自販機』第9話

8月27日（水）にTOKYO MXで放送されたアニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 2nd season』第9話「大炎上」では、謎の敵によって森が大火災に見舞われ、絶体絶命のピンチに陥る展開が描かれた。

（以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます）

｜温かい食事と仲間との時間

木になってしまった集落の人々を救うため、階層主である老大木魔を倒しに向かったハッコンたち一行。火が使えない寒い森の中で、ハッコンが『うどん自動販売機』や『ハンバーガー自動販売機』にフォルムチェンジし、仲間たちに温かい食事を提供。

ハッコンの内心では「生前、自動販売機マニアだった頃の俺は一人で各地を巡り、一人で商品を買って満足していた。よく無駄遣いだと友人が眉をひそめていた趣味が、こうして人の役に立っているのは…やっぱりうれしいな」と、過去と現在を対比した感慨深い思いが語られた。

さらに、ヒュールミの設計のもと、手作り露天風呂を作る場面も見どころの一つ。ハッコンが温泉自動販売機に変形してお湯を提供し、仲間たちがリラックスするシーンでは、束の間の平和な時間が描かれた。

｜突然の大火災とヒュールミの決断

しかし、その平穏は長く続かなかった。夜空が赤く染まり、森全体が炎に包まれる中、一行は緊急事態に直面する。階層主の老大木魔が何者かによって焼き殺されたことが判明し、大食い団は住民の避難誘導へ、残りのメンバーは確認作業へと分かれることになった。

この緊迫した状況で、ヒュールミはハッコンに「よく燃える油を出す機械に化けられたよな」「あれになって、油をこっちより向こう側にばらまいてくれ」と頼む。最初は戸惑うハッコンだったが、ヒュールミの「考えがあってのことだ、信用してくれ、ハッコン！頼むっ！」という必死の懇願を受けハッコンが行動。

ヒュールミの作戦は「この森の木は、異様に火が付きやすく、燃え尽きるのも早い！先に燃やしきってしまえば、それ以上に炎の接近を防げる」という逆転の発想だった。風向きを読み、計算し尽くした危険な賭けであったが、仲間たちの命を救う唯一の方法でもあった。

炎の壁が一行に迫る中、ハッコンは「こうなったら『結界』で守るしかない」「これだけの人数を守るには…ええいっ！悩んでいる時間はないっ！」

背の高い自動販売機にフォルムチェンジし、結界を発動させて全員を炎から守り抜こうとする。しかし、その代償として大量のポイントを消費し、「なんて火力だ。ポイントが湯水のごとく減っていくぞ」と苦しむことになる。

火災が通り過ぎた後、ヒュールミが「助かったぜ、ハッコン」と感謝を込めて声をかけ、ラッミスも「ごめんね、ハッコン。うちも貯金箱壊して協力するから！」と申し出る。熊会長と闇の会長も金貨を投入し、仲間たちがハッコンを支える温かい場面が印象的だった。

SNS上ではヒュールミが見せた冷静な判断力とハッコンの守り抜いた力に対し「ヒュールミの奇策！！」「全員の神的な機転と迅速な対応で防げた事、護った物はでかい！」と称賛の声が上がった。

｜新たな敵カヨーリングスとの対峙（たいじ）

焼け野原となった森で老大木魔の死を確認した一行の前に現れたのは、冥府の王の配下である小将軍カヨーリングス。パンクファッションに身を包んだ半実体の敵キャラクターで、「俺様は絶叫の歌姫と名高いカヨーリングスだぜぇ！」と自己紹介する場面では、その特異なキャラクター性が際立っていた。

「俺様の目的は、この階層を火の海にして、左腕将軍の邪魔をしている愚か者と、階層中の連中を皆殺しにすることだぜええええっ！」という宣言から始まった戦闘では、シュイの魔法付与の矢、シメライの雷魔法、ユミテの剣技が次々と炸裂（さくれつ）。最終的には黒八咫（くろやた）が体をつかんで空へと持ち上げていき、捕まえることに成功した。

SNS上ではカヨーリングスについて「だいぶクセ強いな！？」「愉快なやつが出てきたな」「また濃いーのが😂」「うるせぇwww」と強烈キャラに対する声が上がった。