モグライダー・ともしげ「この発想はなかった！」予想外の場所に建てられたオランダ・アムステルダムの人気住宅街のミステリーに迫る

そしてついに、家が建っている場所が明らかに。マルテンさんに促されて2人がテラスから下を覗（のぞ）き込むと、そこには広大な運河が広がっていた。ともしげは「なるほど！こういう発想はなかった！」と声を上げる。ここは運河の上に作られた水上住宅街だったのだ。広い地下室が必要なのは、設置された杭だけでは強風が吹いた時に傾いてしまうため、重りのために広い地下室が必要になる、という理由だ。

国土の約4分の1が海抜0メートル以下のオランダは国土が狭く、住宅不足の問題があるため、1万世帯以上が水上で生活をしているのだそう。また、水上住宅を作る際は、離れた場所で家を組み立ててから船で牽引するそうで、水の上を家が移動する様子をスタジオで見ていた村上佳菜子は「すごい、レゴみたい！」と興奮した。また、水門を通って船で家を運ぶため、水門を通れるよう、水門の高さと幅に合わせて家の大きさが決められているという。

マルテンさんのキーホルダーのコルクは水に浮くため、運河に落とした時にロープについた磁石で取れる仕組みになっている。また、娘のエリザさんは「学校から帰ったらすぐに水に入って遊べるし、毎日がすごく楽しい」と水上生活に満足している様子。マルテンさんは、「水上住宅は不思議に映るかもしれないけど、日当たりも良くてすごく開放的で最高の住まいだよ」と熱く語った。

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