ついに判明した黒幕は鳴木の父が信頼していたあの人物…そして父が医療過誤に加担した理由が明らかに『DOCTOR PRICE』第6話

8月17日に日本テレビ系日曜ドラマ『DOCTOR PRICE(ドクタープライス)』第6話が放送された。父を自殺へと追い込んだ医療業界の闇を暴くため、メスもカルテも持たないひとりの男が立ち向かう─。“転職したい医師に値段をつけて、病院相手に売りさばく”通称、医師専門転職エージェント・鳴木金成。人と金を操り、グレーな手法で、欲にまみれた者たちを裁く、痛快×医療サスペンス。
(※以下、ネタバレを含みます)
極東大学病院の院長・天童(篠原涼子)や、網野(ユースケ・サンタマリア)ら幹部が集まる会議に、鳴木(岩田剛典)が倉持(坪倉由幸)を連れて乗り込んだ。3年前の医療過誤では、執刀医は父・将成(林泰文)ではなく倉持だったこと、予定通り「トパール術」が実施されたこと、隠蔽を指示した者がいたことを明らかにし、オペ報告書の天童のサインを指し示して、指示した人物は天童ではないか?と暗に示した。「その人物の名前を今、明らかにできますか?」と網野に問われた倉持が口を開きかけたとき、天童が「本件は私が預かります」とその場を制した。

SNSでは「自分の名前を言われたら困るから制したの?それとも病院の名誉のため?」「一体誰なのかすぐに教えてほしい!」「倉持は結局小物だしね。分かってたけど」など、なかなか明かされない黒幕の正体にもどかしさを感じる声が多く上がっていた。
ある日、鳴木のもとに北見まもり(成海璃子)とその父・石上倫志(新納慎也)がやってくる。医師である倫志は、元精神科医として「また精神科医に戻りたい」と弟でありエージェント会社を営む石上道徳(三浦貴大)に相談したが、断られていた。まもりはそんな倫志を鳴木に求職者として紹介しようとしていたのだ。
倫志は悪質な転職エージェントにだまされ、名義貸しに手を染めて退職を余儀なくされた。その後も国から理不尽に資格を奪い取られ、美容皮膚科医として務めた病院もまた廃院になってしまったという。資格を奪われた理由は、精神科の指定医の資格取得に必要な患者レポートのうち、他人が診察した症例をコピペして提出したと、濡(ぬ)れ衣を着せられたためだった。その件では全国で100人近い指定医が資格を取り消されたが、倫志もその中の一人だった。
鳴木はまもりが席を外すと、倫志に「堂々と嘘(うそ)をつく姿に感銘を受けた」と告げる。腹を立てた倫志は転職を頼まず、その場を去っていくが…。

天童のもとを訪れた鳴木は、調査の結果、銅坂麻衣(菊池日菜子)の手術に『トパール術』が用いられたことは認められたと聞かされる。しかし、その事実と麻衣の現在の容体との因果関係は否定され、倉持に隠蔽の指示を出した人物はおらず「すべては倉持先生ご本人の判断です」と言い、部外者である鳴木にこれ以上の詮索をやめるよう警告するのだった。

そんな中、倉持がドイツへ旅立つことを知った鳴木。それは真相が確定しないうちに海外へ逃がし、処分をあやふやにするという天童の策略だと直感する。鳴木が倉持に全てを明らかにするよう訴えるも、倉持は「あの日の映像記録も音声もすべて奪われた」と明かし、「戦える相手じゃない。従うしかないんだよ!」と吐き捨て、その場を立ち去るのだった。

黒幕の存在が確実となる中、鳴木は『トパール術』に用いるスティフトを開発しているスティファー社を探るべく、夜長(蒔田彩珠)に重要なミッションを言い渡す。夜長はスティファー社のスティフト説明会に偽の記者として潜入し、極東大学病院に出入りしている社員の廣野に「倉持が病院を辞めた」と伝える。焦った廣野はある人物と面会の約束を取り付けるが、夜長はその電話を盗み聞きする。

「夜長ちゃんの変装、毎回楽しみ!」「シリアスな中にこういうシーンがあると和む」「おちゃらけてるけど、かなり重要なミッションだった!」など、夜長の活躍をたたえる声も見られた。
まもりは、倫志に協力的ではない鳴木に腹を立てるものの、道徳から、倫志の不正が濡(ぬ)れ衣ではなく事実だったと告げられる。自分の非を決して認めず、嘘を重ねてプライドを守ってきた倫志。しかしその嘘は各病院や転職エージェントにすべて筒抜けだと鳴木から聞かされる。やって来たまもりと向き合った倫志は、研修医としてゼロからやり直すことを決める。鳴木は嘘にまみれた倫志の中で、娘への愛情だけは真実だったと知り、転職に協力することにするのだった。

その後、依岡(北山宏光)から水面下で倉持を極東大学病院にスカウトした人物の情報を得た鳴木は、夜長がつかんだスティファー社と黒幕と思われる人物の会食の場に赴く。そこにいたのは網野だった。「医療過誤の日、倉持にトパール術のオペ続行を指示し、その後の隠蔽を画策したのはあなたですね、網野教授」と鳴木は言う。鳴木はさらに「倉持を極東に招いたのはあなただ。スキルの高い彼をスカウトし、トパール術の担い手、孤高のスター医師へと育て上げた。すべてはトパール術を普及し、ばく大な利益を得るためでした」と言い、スティファー社との癒着を示す資料を提示する。そこにはスティファー社の株を7%保有する会社の顧問欄に網野の名が記されていた。「あなたは自分の私欲のために父を犠牲にした。あなたの罪をすべて白日のもとにさらし、会見で謝罪させる」と告げる鳴木。

後日、依岡から鳴木のもとに網野が院長選に立候補したという連絡が入る。依岡は「もし網野教授が院長となれば、すべてが闇に葬られる」と力なく話した。
ついに判明した黒幕の正体に視聴者からは「言われてみると黒幕っぽかった!」「まあ、そこしかないよね」「やっぱりユースケ・サンタマリアじゃん!!」「待ってました、闇のサンタマリア」など、予測していたものの、実際に正体が明かされると驚きの声が多く上がっていた。
8月24日放送の第7話では、3年前の医療過誤の真相を追う鳴木が、ついに黒幕が網野であることを突き止めた。しかし網野は、私欲のために将成(林泰文)を犠牲にしたという鳴木の主張を認めず、すべてを闇に葬るためか、極東大学病院・院長選への出馬を表明した。現院長・天童との戦いが始まった─。
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