映画『国宝』 興行収入100億円を突破!邦画実写で歴代3位に 異例の大ヒットに主演・吉沢亮も感謝「僕自身にとっても特別な映画に」

大ヒット公開中の吉沢亮主演の映画『国宝』が観客動員747万人、興行収入105億円を突破。これを記念して主演の吉沢亮と共演の横浜流星、渡辺謙から感謝のコメントが到着した。
原作は吉田修一の最高傑作との呼び声高い『国宝』。本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で、吉田修一自身が3年の間歌舞伎の黒衣を纏(まと)い、楽屋に入った経験を血肉にして書き上げた渾身の作品を映画化。歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄(吉沢亮)の50年を描いた壮大な一代記。
♦ついに大台100億円を突破!邦画実写歴代3位に浮上
2025年公開の実写映画No.1を記録、『ボヘミアン・ラプソディ』に並ぶ4週連続土日前週比超えを達成するなど、社会現象となっている本作。8月17日(日)までの公開73日間で、観客動員数747万人、興行収入は105億円を突破するなど、快挙を達成した。
歴代の興行収入ランキングでは、邦画実写において、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003 年公開、173.5 億円)、『南極物語』(1983年公開、110.0億円)に次ぐ第3位の成績を記録している。
公開から2か月がたった現在でも多くの人々が劇場に足を運んでいる本作。主演の吉沢亮、共演の横浜流星、渡辺謙、李相日監督からは、来場者に向けて感謝のコメントが到着している。
♦吉沢亮 コメント
たとえ少数でも見てくれた方の人生に寄り添うような、心から大切に思ってもらえるような映画にしたいと言う思いでこの作品に参加しました。
こんなにも沢山の方に愛していただき、感謝しかございません。
ご覧になった皆様から沢山の熱のこもったお言葉を頂戴し、この作品に参加して良かったと心から思わせて頂いている日々でございます。
僕自身にとっても特別な映画になりました。
♦横浜流星 コメント
映画『国宝』が沢山の方々に届き、愛して頂けて心から感謝申し上げます。
この上ない幸せを感じていますし、日本映画を発展させるための責任が更に強くなりました。
また、この作品に携わらせていただくと決まった時に、日本の伝統芸能である”歌舞伎”に対して敬意を払って生きること、”歌舞伎”の魅力を届けたいと思っていました。
映画を観た方々に、実際の”歌舞伎”も観てみたいと興味を持っていただけたら、少しは使命を果たせたのかなと思います。
まだまだ上映中なので、観られていない方は是非。
皆様にとって、心に残り続ける大切な一作になりますように。
♦渡辺謙 コメント
公開から2ヶ月と少し、こんなに多くの方々に足を運んで頂き、驚きと共にとてもうれしく思っています。
スタッフ、キャスト、監督、この映画に携わった全員の情熱と努力が報われました。
撮影中は自分にとって芸道とは何か、舞台に立つ心構えとは、、様々に問い直す時間でした。
俳優として歴史に残る作品に参加出来てとてもうれしく思っております。
ありがとうございます。
♦李相日監督 コメント
古い、昔の映画の中でしか見たことがない光景でした。ご高齢の方から中高生の若者まで、男女を問わず満場の観客 たちが皆同じスクリーンを見つめる。三時間もの間、前のめりに。そこに世代の隔たりは消え、人は誰しもが魂のうち震える瞬間を待ち望んでいるのだと、理由もなく流れる涙がどれだけ美しいものかと、我々の目に生涯忘れることのない景色を焼きつけてくれました。何度も劇場に足を運んでくださった方はもちろん、一度でも、あるいはこれからでも、『国宝』を浴びる全ての方々に関係者一同、ただただ感謝です。映画は素晴らしい、戦う価値がある。
♦ストーリー
後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。
この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。
そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介と出会う。
正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人。ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせてゆく…。
誰も見たことのない禁断の「歌舞伎」の世界。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。
もがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。
何のために芸の世界にしがみつき、激動の時代を生きながら、 世界でただ一人の存在“国宝”へと駆けあがるのか?
圧巻のクライマックスが、観る者全ての魂を震わせる ――。
映画『国宝』
大ヒット上映中