3児の母・椎名林檎　我が子から「方向性についても結構、指南が…」プロ顔負けの助言に苦笑

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番組のなかで、家族に対する愛情に関するコメントを多く残した椎名だが、人気絶頂だった22歳での出産には秘めた思いもあったという。

当時の様子を「とにかくスターダムみたいな、どんどんどんどん休みなく、次、じゃあこれ出そう、その曲あるじゃん、出しちゃおうよってどんどんいっちゃう」と振り返った椎名は、「自転車操業っていうか、富は得るでしょうけどセールスが良くてもしょうがない」とも感じていたのだとか。

椎名は「もしかしたら宇多田ヒカルちゃんが“人間活動をする”っておっしゃったのと同じ、かなり近いことを思ったんだと思う」と振り返りつつ、「やめよう」とすら考えたこともあったというが、「でもテロ（※2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ）があって、その当時お子さんをお産みになったばかりの女性みんな心細かったと思う。そのことを考えた時に、日記じゃないけど、感じたことを残しておくと同じ体験をしている方にいつか聴いていただけるかもしれないな」と、再び表舞台で活躍することを決意。

そして新たな価値観にたどり着いたことで、「（今までの）ヒットチャートをとにかくいかに毎週賑（にぎ）わせるか、毎月賑わせるかということよりも自分はイメージしやすくて、“やるべきことはこっちなのかな”という風に思い出したっていうか、初めて思ったのかもしれない」と、世の中に対して感じたことを曲に残していくという思いが芽生えたことを明かした。

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