空港税関・“オクトパス木村”が海上税関へ!船舶貨物による不正薬物の密輸にかかわる組織を一網打尽にした“コントロールド・デリバリー”とは?

2025.8.8 09:45
  • Twitter
  • Facebook
  • Line

場面は変わり、夜の倉庫に姿を現した外国人男性。その周りを密売人が取り囲んでいる。男性が「お望みのブツだ」と口にしながら、昼間の荷物にあった木材の束を解体すると、中には覚せい剤らしき粉末の入った袋が隠されていた。

「日本の税関はちょろいもんでね」と笑みを浮かべる男性だったが、密売人が中身を確認すると袋の中身は覚せい剤ではなく、男性は慌てふためく。

するとそこへ、作業着姿の木村ら税関職員たちが登場し、木村は「おまえらを一網打尽にするためにすり替えたんだよ!」と言い放った。

今回の一件、木村は調査をしている最中から、木材の中に薬物が隠されていることを見抜いていたものの、あえて男性を摘発せず解放。荷受人もまとめて摘発するため、税関の監視下においたまま、薬物を代替品にすり替えた上で配送させる“コントロールド・デリバリー”という手法を取ったのだった。

今回の密輸では角材十数本をつなぎ合わせた空洞内部に、25キロもの覚せい剤が隠匿されており、実際の事件ではその末端価格27億2000万円相当と押収量は当時の過去最大記録だったという。

木村は密輸を見抜いた理由を「木材を観察していたときに、真ん中だけ数ミリくぼんでいた」と説明。さらに「木材の束の左右で年輪が逆だった」とさすがの観察眼が光ったことを明かしていた。

【TVer】最新話を無料配信中!
【Hulu】最新〜過去話配信中!

写真提供:(C)日テレ

1 2

クオカードプレゼントキャンペーン2024

関連記事

おすすめ記事

ジャンル