ギターで般若心経を唱える和尚がクマに襲われていた！命を救った愛犬の感動エピソードも和尚のまさかのマッチョ体形で帳消しに？

7月21日の『月曜から夜ふかし』では、ある和尚さんの九死に一生エピソードを紹介。感動的なエピソードを全部打ち消してしまうような和尚さんの風貌にも注目が集まっていた。

恒例企画『全国のご当地問題を調査した件』で取り上げたのは、新潟県でお坊さんがクマに襲われたというニュース。実は被害に遭ったというお坊さんは、「ギターを弾きながら般若心経を唱える和尚さん」として2年前に『夜ふかし』で取材したことがある、永谷寺の吉原和尚だった。ニュース記事によると今年5月、吉原さんは寺の裏山でクマに遭遇し襲われるも、一緒にいた愛犬がピンチを救ったのだという。

早速番組スタッフも2年ぶりにお寺を訪れ、本人を直撃。話題になった愛犬のチコくんと一緒に取材に応じてくれた和尚さんは「もう死ぬと思いましたね」「本当に突然ですよ。左からバッと来て…」と、当時の様子を語ってくれていたが、休憩中だったのか和尚さんは袈裟（けさ）姿ではなくラフなタンクトップ姿で、実はかなりのマッチョボディの持ち主だったことが明らかに。あまりのマッチョっぷりにどうにも襲われたエピソードが入ってこない様子だった。

スタッフは実際に襲われた現場まで連れて行ってもらい、当時の様子を再現してもらった。突然現れた体長約1.6mの大きなツキノワグマを前に、腰を抜かして何もすることができなかったという和尚さん。もはやこれまでかと思っていると、普段は大人しい愛犬のチコくんがクマに向かって勇猛果敢に吠（ほ）え掛かり、クマを森の奥の方へと追いやったのだという。チコくんの犬種はビーグル。狩猟犬の本能がここ一番で発揮されたのであろう。そのおかげで和尚は脱臼などのけがを負ったものの、命からがら下山に成功。

だが今度は“命の恩犬”であるチコくんがクマを追ったまま下山してこなかったのだという。和尚も必死にチコくんを捜索していたが、2時間後、チコくんは自力で帰宅してきたのだそう。「この子がいなかったら死んでましたよ…」と大胸筋をピクピクさせながら話してくれた和尚の姿に「クマの前では筋肉も意味をなさない」ことを感じる取材となった。

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写真提供：（C）日テレ