映画『近畿地方のある場所について』赤い服の女、首吊り屋敷、呪いのメール…“ある場所”へと繋がる4本の特別予告が解禁!
2025.7.24 18:05
菅野美穂と赤楚衛二がW主演を務める映画『近畿地方のある場所について』が今夏8月8日(金)に全国で公開される。この度、4本の特別予告が一挙解禁された。
本作は、これまでのキャリアの中でも異色の役どころに挑戦となる、菅野美穂と赤楚衛二をW主演に迎え、白石晃士が監督を務める。さらに監督の大ファンであり、著作への影響も受けているという原作者・背筋も自ら脚本協力として参加する。今回解禁された4本の特別予告は作品の期待を高めるには十分なものとなっている。

まずは、オカルトライター・千紘(菅野美穂)の「私の友人が消息を断ちました」という衝撃の独白から始まる、主題歌入りスポット映像。カメラを真正面から見据え、どこか虚ろな目で語り掛ける千紘。やがて、彼女と行動を共にする編集記者・小沢(赤楚衛二)の「近畿地方に何かありますね」という言葉をきっかけに映像は一変し、意味不明かつ不気味なテロップの数々が画面いっぱいに浮かび上がる。
さらに、予告には椎名林檎が手掛ける主題歌「白日のもと」が流れる。椎名は本楽曲へ込めた想いについて、「この物語に重く横たわる問題に私は只管向き合いました。それは自身の問題でもあり人生に於ける最も大きな脅威で、真に迫る描写を目指すほどに苦しかった」と胸の内を明かしている。

思わず息をのむ、戦慄の映像も到着した。怪異に巻き込まれた大学生・目黒(のせりん)が、ある晩、自室のベランダに“赤い服の女”が立っているのを目撃。その異様な光景をスマホに記録していた映像の一片だ。「僕の部屋のベランダに、女の人が立ってて…」と声を震わせる目黒。そのすぐ後に、小沢(赤楚衛二)が「撮ったんですか⁉」と食い気味に問いかける声が重なる。
映像に映し出されるのは、暗がりのベランダにひっそりと佇む、真っ赤な服の女。室内を覗き込むように顔を近づけながら、ゆっくりと、まるで何かを確かめるように両手を持ち上げていく。目黒の息遣いや震える手元が映す手ブレ映像のリアルさに、思わず背筋が凍る一本となっている。

続いては、「首吊り屋敷」への潜入映像。心霊スポットに突撃取材を繰り返す動画配信者の“凸劇ヒトバシラ”が訪れたその屋敷は、床に血のようなシミが点在し、無数に貼られた不可解なお札が壁を覆い尽くす、常軌を逸した空間だった。次第にパニック状態に陥り泣きじゃくるヒトバシラ。視線の先には、天井から大量の首吊り縄がぶら下がっている。
生配信のコメント欄には、緊張感に満ちた視聴者の声が次々と飛び交う。そして不意に現れる、不可解なある言葉、「ありがとうございます」。ヒトバシラが背後を振り返り絶叫した瞬間、映像は激しく乱れ、そこで途絶えてしまう。

最後に紹介するのは、どこか“平成の香り”が漂うテレビ番組風の映像だ。女子高生の最新トレンドを追う内容らしく、制服姿の彼女たちがインタビューに答えている。最新の流行について尋ねられた彼女たちは、「不幸のメール」を紹介。懐かしいガラケーの画面には、「3人以上に送らなければ死ぬ」という、いわゆる悪質なチェーンメールの文面が映し出される。その中の一人の女子高生が、カメラに向かって元気よく「私が死ぬわけねーだろ!」と言い放つが、その後、千紘が目にする調査資料には、その女子高生と思しき写真と共に「集団自殺」という忌まわしい文字が記されていた。
現実と怪異の境界線が曖昧になっていく、リアルな映像の数々。一見バラバラに見えるこれらの4つの映像は、すべて“近畿地方のある場所”へとつながっている。新感覚の場所ミステリー映画『近畿地方のある場所について』は、8月8日(金)より全国公開。
・WEB CM(禁断の映画化):公式YouTubeリンク
・WEB CM(赤い服の女):公式YouTubeリンク
・WEB CM(心霊スポット凸劇):公式YouTubeリンク
・WEB CM(呪いのメール):公式YouTubeリンク
タイトル:映画『近畿地方のある場所について』
公開日:2025年8月8日(金)
配給:ワーナー・ブラザース映画