草彅剛「漣さんを思い浮かべると不思議と力が湧いてきて…」恩人・大杉漣への感謝を斉藤和義とともに弾き語る THE MUSIC DAY 2025
2025.6.30 16:45
7月5日(土)に幕張メッセから8時間生放送される『THE MUSIC DAY 2025』で、草彅剛が、2018年に亡くなった恩人・大杉漣さんへ感謝の思いを込め、大杉漣の形見として譲り受けたギターで斉藤和義と共に「歌うたいのバラッド」を弾き語る特別企画が行われる。
2013年、舞台「二都物語」で共演していた草彅と大杉。大変な現場でも常に〝自然体〟だったという大杉。舞台の合間に、楽しそうにギターを弾く大杉の姿に憧れて草彅も当時39歳にして全くやったことがなかったギターをゼロから始めた。以来、大杉と共演した時は一緒にギターを弾き、大杉も草彅の上達する姿を心からよろこんでいたという。ギターを通して、交流を深め、草彅にとって大杉は“父親のようでもあり、時に友達のような存在”となっていった。

2017年、取り巻く環境が大きく変わり〝人生の転機〟を迎えていた草彅を大杉が初めてプライベートで誘った。それは草彅が大ファンだった斉藤和義のライブだった。そのライブで草彅の心を強く揺さぶったのが『歌うたいのバラッド』。 この曲は、草彅にとって大杉との思い出の歌となり〝わたしの歌〟となった。元々親交のあった大杉から紹介され、斉藤和義と連絡先を交換。大杉がきっかけでギターを始め、大好きだったアーティスト斉藤和義との新しい縁も繋いでくれた。

2018年2月21日。天国へ旅立った大杉漣。今回の『THE MUSIC DAY』では、草彅剛と大杉漣の知られざる交流秘話、そして亡くなって2ヶ月後に行われた「大杉漣お別れの会」で草彅が述べた弔辞の映像を初公開。大杉漣が愛用し、家族から譲り受けたギターで、草彅が「歌うたいのバラッド」を斉藤和義と弾き語る。
♦草彅剛 インタビュー
―ギターを始めたきっかけ、大杉さんとの関係について教えてください。
舞台の楽屋で大杉さんがギターを弾いてたんですよね。すごく素敵な音色が聞こえて。それがすごくカッコよく聞こえて。余裕があるように見えたんですよね。僕は芝居で頭がいっぱいいっぱいになってるのに。いい意味で心に余白を持つようなことが大事なんじゃないかって思わせてくれた瞬間っていうか。その自然体な姿を見て、影響されたっていう感じでしたね。
なんか俺もやりたいなみたいな~笑。それがやっぱり一番大きかった。ギターを始めたきっかけは。
―斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」は草彅さんにとって、どんな楽曲ですか?
やっぱり、大杉漣さんにオーバーラップするというか。「本当のことは 歌の中にある いつもなら照れくさくて言えないことも」「今日だって あなたを思いながら 歌うたいは唄うよ」 という歌詞が好きで、この歌詞を通して「漣さん、好きだよ!」って言えることもそうだし、 照れくさくて言えないことが歌詞の中に全部入ってて。なんか、すごい歌だな…って。
僕としては、ラブソングを超えた、一人の人間を愛する歌。
―大杉漣さんから譲り受けたギターは草彅さんにとってどんな存在ですか?
大杉さんのご家族から戴いたギターを弾いていると、漣さんが亡くなった悲しみから、少し遠ざかることができたというか。
「そうずっと悲しんでもいられないんじゃないの、ツヨシ君!」って漣さんに言われているような・・・漣さんの気持ちみたいなモノが自分の中に生まれて、悲しみを克服していったというか。漣さんが実際に長く使われていた漣さんの温もりみたいなものをギターから感じられるから、ちょっと安心するし。なんかこう、共に生きている感じがして、心強いっていうか。
いつも本当に見守ってくれてんじゃないかなと思って。魂が宿ってる…っていうか。あの、漣さんを思い浮かべると不思議と力が湧いてきて…。

THE MUSIC DAY 2025
7月5日(土)15時~ 幕張メッセにて開催
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