蒼井優、10年ぶり共演・山寺宏一は「この世界のお父さんだと思ってます」番組で緊張していた蒼井に山寺がとった行動とは…
2025.6.30 16:15また、話題は昨年から反響があったという、大人向けの上映会「アンパンマンナイト」の話に。通常の映画館と同じ照明・音量で映画『アンパンマン』の世界に没入できるアンパンマンナイトが、公開初週は50館以上で開催され、さらに2週目からは100館以上で開催となる。
この盛り上がりについて、向井は「前作、前々作も劇場で観ていまして、僕が観に行った劇場も場内が明るいままの上映だったんです。もちろんそれでも楽しめるのですが、家族連れが多い中1人で座っている40歳の男性を見て、皆さんギョッとした顔をするんです(笑)。アンパンマンナイトはその心配はないのかなと思います。大人の方たちは安心して観ていただくことができると思います」とアンパンマンナイトを大人のアンパンマンファンに向けて、おすすめした。
また、本作での山寺と蒼井の共演は約10年ぶり。蒼井は「お会いすると本当に安心します。ある番組でご一緒していた時に、私が緊張して足がガクガク震えている時にも、優しく声をかけてくださる、この世界のお父さんだと勝手に思っています」と山寺との当時のエピソードを披露。そんな蒼井が好きなキャラクターが、山寺演じる“ジャムおじさん”であることもあり、山寺がジャムおじさんの声で蒼井へメッセージを伝え、このサプライズメッセージの演出に蒼井は感動した様子だった。

そして、完成披露上映会の際に、アニメシリーズにもレギュラーで参加したいと意気込んでいた尾形に対して、数多くのアンパンマンキャラクターの声を演じる山寺から、かびるんるん役のレクチャーを受けた。かびるんるんの台詞を使って、十八番の「カビカビー(サンキュー!!)」を披露する一幕も。

「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」という、原作者・やなせたかしの思いが込められた『アンパンマンのマーチ』の一節がテーマとしても問われる本作。やなせたかしがご存命だった当時は、舞台あいさつでやなせ自身が歌を披露することもあったという。
戸田は「とにかくエンターテインメントが大好きな方なので、ステージで急に歌い出すことがよくありました。すごい大きな声で、なぜか歌の調子がマイナーコードなんですよね。ノスタルジックな感じのメロディーで、歌詞は前向きではあるんですけれども、とっても大きなお声で歌い出すという。でも、パーティーの時でも、取材の時でも、いついかなる時でも歌を歌うという、みんなが喜んでくれることが大好きだったんだと思います」と述懐した。

最後に戸田は、「いつまでもみんなの頼りになるアンパンマンでありたいなと思うと同時に、やなせたかし先生の偉大さを改めて感じている私たちであります。天国の先生がいつまでもよろこんでもらえるように、これからも「アンパンマン」をみんなで力を合わせて、やっていきたいと思っています。これからも応援をよろしくお願いします」とやなせたかし先生の思いを背負い、作品に込めた思いを述べ、大盛況のうちに幕を閉じた。

<ストーリー>
なんのために生まれて、なにをして生きるのか―。
いつものようにパトロールをしていたアンパンマンは、空から落ちてきた不思議な男の子・チャポンと出会います。自分がどこから来たのかわからないチャポンは、アンパンマンたちと一緒に過ごすなかで、誰かを助け笑顔にするよろこびを知り、「ヒーローになりたい!」と願い、アンパンマンを兄のように慕うようになります。しかし、チャポンの出生の秘密を知るばいきんまんが現れ、衝撃の真実を知ることに。涙の雨を降らすチャポンを優しく包み込むアンパンマン。
「生まれた意味は自分で決める!」チャポンはみんなの笑顔のため、 アンパンマンと一緒にばいきんまんに立ち向かうのでした―。

映画『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』
6月27日(金)より公開中