中村倫也&古田新太が選ぶ“バサラな人”は生田斗真 「かわいいから」という意外な理由に会場も笑い
2025.6.27 22:50
劇団☆新感線の大ヒット作『バサラオ』がゲキ×シネとして映像化され、6月27日(金)初日舞台挨拶が都内で開催された。生田斗真、中村倫也、古田新太が登壇し、長丁場となった97公演の舞台の思い出から、一番“バサラ”だと思う人を選ぶ特別コーナーも実施された。
本作は2024年秋に博多・東京・大阪にて計97回上演し、15万人を動員した大ヒット作品。物語の舞台は脚本の中島かずきが史実をもとにしつつ発想した、南北朝時代ならぬ東西朝時代。主演の生田斗真演じる絶世の美貌を持つヒュウガと、中村倫也演じるヒュウガの野心に巻き込まれた軍師・カイリ、さらに古田新太演じるゴノミカドらによる裏切りに次ぐ裏切り、逆転に次ぐ逆転のストーリー。

舞台挨拶では、97公演という劇団☆新感線史上最多公演数を記録した舞台の裏話が次々と明かされた。特に印象的だったのは、ラストシーンの稽古についてのエピソード。生田は「稽古場であのシーン、1回やったぐらい…」と振り返り、中村も「本番の3日前ぐらいに終わり方変わったもんね」と、重要なラストシーンがギリギリで変更されたことを明かした。
また、中村は「僕あまり(仕事の)達成感とかでうるっとくることないんですけど、博多の初日のカーテンコール直前にうるっとしてたんですよ。それが、自分の大変さよりも“この人(生田)頑張ったな”と思ってうるっときてました」と、生田の頑張りに泣きそうになったというエピソードを披露した。

生田も「やっぱり中村くん信用できるなって思うのは、97公演あって最後の日まで2人で、“あそこもうちょっと詰めようか”とか“あそこもう1歩下がってくれたらいいかも”とか調整をずっとし続けた」と、最後まで妥協せず作品に向き合った中村との関係性を語った。

舞台挨拶では「この3人の中で1番バサラな人は誰だと思いますか?」という特別コーナーも実施。各自が巻物に書いた答えを披露すると、生田は古田を選び、中村と古田は生田を選ぶという結果に。
中村は「97公演も体の色んな所が痛いのに、毎回見に来てくれてるお客さんのためにベスト以上のものを出そうと頑張る生田斗真はすごい」と選んだ理由を語った。
また、古田は「かわいいから」と生田を選んだ理由を述べ、会場を笑わせた。生田も「バサラってかわいいって意味なの?」と問いかけると、古田は「うん、かわいい」と答えた。

生田は「古田さんはやっぱりバサラものですよ。最後、僕と倫也くんが必死で戦ってる時、もうすでにつまみを作って晩酌始めてるっていう…バサラ以外の何物でもない」と、古田の自由な姿勢を絶賛。
ゲキ×シネ『バサラオ』
新宿バルト9、T・ジョイ梅田他、全国の映画館約80館にて上映中