三重苦の土地に家主の要望を全て詰め込んだ素敵な家を建てろ!建築士・こがけんが難条件を逆手に取った驚きのアイデアとは

2025.6.27 11:30
こがけんの写真

お笑い芸人のこがけん、俳優の武田真治、水谷果穂が6月26日放送の『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。狭小地に最高の一軒家を建てる建築士たちの姿を演じた。

今回、一級建築士の古賀憲志郎(こがけん)とアシスタントの水谷穂乃果(水谷果穂)のもとに、先輩建築士の武田真介(武田真治)が持ち込んだのは、三方を住宅に囲まれ、その土地の形が旗のように見えることから名付けられた“旗竿地(はたざおち)”を使った一軒家の建築。

間口が狭いため、竿部分や通路や駐車場にすることが多く、建物が建てられるのは旗部分に限られるが、さらに今回はこの土地が高低差のあるエリアに位置することから、その一部分が“擁壁(ようへき)”と呼ばれる斜面を平らにするために作る壁になっている。さらに旗の部分は台形で、42坪ある土地のうち、建物を建てることができるのは実質17坪のみ。

さすがの古賀も「変形地に旗竿地、さらに擁壁…まさにTriple whammy(三重苦)…」と眉をひそめたが、それでも「この難条件の土地でも理想の家が建てられるかもしれません」と口にすると、家主の理想を詰め込んだ間取りの設計をスタートさせた。

あらかじめ定められた容積率の関係から2階までしか設計できないなか、まず古賀は室内を広々と使うため、部屋ごとの仕切りを取り払うアイデアを提案。その一方で、子ども部屋などの個室も確保できるよう、2階の内壁はレール付きの可動式にし、その時々の用途によって部屋の広さや開放感を調整できる様式にした。

さらに古賀は、この土地が擁壁を要する高台にあり、その高さによって通行人と目が合わないことを逆手に取り、唯一日の当たる北側の壁一面を窓に変更。そして武田の提案も取り入れ、窓の素材をすりガラスのような“ポリカーボネート”にすることで、プライバシーと耐熱・耐寒性も確保することに成功した。

武田真治の写真

そのほか、台形の土地のせいで生じる建物内のデッドスペースには、作り付けの収納を設置。そして、強い要望があった “眺めの良いテラス”として、1階の窓の外に、古賀が「日本の古き良き文化…」とつぶやく、リビングと地続きの“縁側”を配置した。こうして古賀のアイデアによって、渾身(こんしん)のプランが完成。水谷も「完璧ですね!」と口にする内容を家主の家族に提案することとなった。

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