美和（川栄李奈）と真田（山田涼介）の“叶えない恋”は実るのか…真田からの美和へのプロポーズにSNS歓喜

2025.6.25 16:45

真田がレッドカーペットに登壇している中、紫乃と芸能4部の面々は本番を迎える。車椅子で舞台に立つ紫乃。アンバサダーの仕事が押して遅れている真田のために、芝居を延ばして到着を待つ一同。

なんとか舞台に到着した真田に会場は拍手喝采で迎える。紫乃と真田の熱演を見つめる美和。舞台は大成功を収める。芝居を終えた紫乃の元に歩み寄る犀川。「最高でした」と気持ちを伝え、紫乃をエスコートする。17年ぶりに2人の時間が戻ったかのようだった。

だが、喜びも束の間、犀川のスキャンダルが報じられる。それは、過去の美和へのパワハラやTOYOプロの諸問題を全て自らリークし、全責任を背負って会社を去るという、犀川の真の目的であった。美和を含むTOYOに関わる人々の人生を再生させるための、決着だったのだ。

17年前の美和の会見も自分が仕組んだことだと告白する犀川。「反省してますか？」という記者の言葉に「ではお聞きしますが、そんなに悪いことをしたのでしょうか」と、美和と同じセリフを言う犀川だった。

SNSには「子どもだった美和を会見の場に立たせたことをずっと心で苦しんでたんだね」「最後に美和と同じセリフを言うことで、美和のせいじゃないって全国に伝えるなんて…」「犀川さんかっこいいな」など、犀川の決断に、感動する声が多くあがっていた。

会見が終わり、静かに会社を去ろうとする犀川の元に、美和が駆け込んでくる。「いい加減にしろよ！」「いつまでも17年前の話にこだわりやがって！もうみんな前に進んでんだよ！」「私だって、やっと先に進もうって、そう思えるようになったのに…！」これまでの全ての気持ちを涙ながらに犀川にぶつける美和。

犀川は一枚のメモを美和に渡し「セリフです。読んでください」と告げる。美和が読み上げると、そこには「私は、芸能4部部長、神田川美和です」と書かれていた…。

「犀川さん、美和ちゃんのことずっと大切に思っていて、いつか表舞台に戻してあげたかったんだね」「親よりも長い時間一緒にいたんだもんね。情がないはずないよね」「すべては美和のためだったんだね」と、美和を思う犀川の秘められた気持ちに涙する視聴者が相次いだ。

時が流れ、TOYOプロは新社長に五味（竹中直人）が就任し、SEKAIプロへと社名を変え、新たなスタートを切る。1部の部長には玲子、2部は千秋（華優希）、3部は木村、そして4部の部長は美和。

さらには海外支部も新設され、その部長席にはなんとミスターSこと犀川の姿がー。涙の別れをしたはずの美和は、「はぁ～！？」と納得がいかない。そして、エンドロールに流れるスタッフ名には、スペシャルサンクスとして出演者の実際のマネージャーたちの名前が流れた。これには「さすがマネージャーの話を描いただけある！」「きっとマネージャーさんたち感動してるだろうな」「粋なはからい」など、最終回らしい粋なはからいに感心する声が多くあがっていた。

一方の真田はSEKAIプロ海外支部の第一号タレントとして旅立つことに。美和も4部の部長として彼らを育てると決意。そんな美和に、真田は静かに告げる。「俺の光が、世界に届いたら、また日本に戻ってくる。その時は、結婚しよう」。驚く美和に真田は言う「叶えない恋を実らせよう」と。そして美和も「その前に言わせて。私は、真田くんのことが好き」。2人はそっとキスする。それぞれが選んだそれぞれの未来へと旅立つのだった。