フラッシュ暗算二十段、オセロ九段、バランスボール十段はどのくらいスゴイのか？日本にあふれる“段位”を徹底検証

続いては一瞬だけ画面に映る数字を次々と足していくフラッシュ暗算。十段以上が全国クラスと言われる中、最高の二十段を持っている人が世界にただ一人だけいるという。それが辻󠄀窪さんという20歳の女性。同じ暗算教室に通う生徒たちからも「ヤバい」「コンピューター」と言われるほど恐ろしい実力の持ち主だという。実際に見せてもらったところ、1.6秒の間に3桁の数字が15個出されたものを全て計算し、見事正解。ちなみにギネス世界記録は1.61秒だったそうで、今回のデモンストレーションであっさりとギネス記録を更新してしまっていたのだ。

そんな辻󠄀窪さんならきっと動体視力もすごいはず、ということで、今回はMC・村上信五（SUPER EIGHT）の髪形の変遷を示す写真を10枚用意し、それぞれに年代を付けてフラッシュ暗算の数字のように見てもらうことに。その後、出された写真が何年のものかが当てられればスゴイ…となるはずだったのだが、残念ながら辻󠄀窪さんはこの問題には不正解だった。やはり数字と画像を同時に見て覚えるのはかなり難しいようだ。だが辻󠄀窪さんは、1枚当たり0.16秒しか表示されていなかった10枚の写真の中から、あまりにも違和感が強すぎる1枚の写真をピックアップ。「この写真だけは頭に入ったけど他の写真はあまり覚えてなくて…こういう時代もあったんだな」とコメントした。それは2004年に撮影された写真で、メイク、髪形などあらゆる要素が他の写真と比べて異彩を放っているものだった。この写真に目が行ったことに対してマツコ・デラックスは「お目が高い！」と拍手を送っていた。

最後に調査したのはオセロの段位。早稲田大学のオセロサークルに聞いてみたところ、最高段位は九段で、全国大会に出場しないと取ることのできない五段以上がスゴイとされるのだという。全国に9人しかいない九段の中で最もスゴイ実力者と言われる高梨さんにスタッフと対戦してもらったところ、3手で勝ち筋が見えてしまい、なんとすべてのマス目を使うことなく、全て高梨さんの白色に染め上げて勝ってしまうという離れ業を見せてくれた。だが、VTRを見ていた村上とマツコは段位うんぬんよりも、インタビューに答えてくれたオセロサークルの会員が顔面に施していた白黒2色の塗り分けメイクにガッツリ反応。

「（段位の話の）その前に聞かなアカンことあるやろ！」「なんか言ってやれよお前ら！」と、VTR中にもかかわらず一目見てわかる面白メイクに一切触れないスタッフにワイプの中から突っ込みまくり。VTR後にも話題となったのはこの“オセロマン”のことばかり。「ちゃんと触ってあげてよ…」「テレビが来るからって言ってサービスでやってくれたと思うのに…」と振り返り、もう一度該当箇所のVTRを見ることに。改めて見てもインパクト抜群なはずのその姿がスルーされていることに「これをいじらないのはお前これ…もう見れないよ！彼、オンエア…」と、まさかのスルーとなった彼の心情を慮っていた。

ちなみにスタッフは現場では軽くその様子に触れ、メイクの理由を聞いてみたところ「オセロを体現したかった」という答えが返ってきたという。それを聞いたマツコは「…まぁでもつまんないのはつまんないわね…」と、あっさりとフォローの手をゆるめてしまっていた。

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写真提供：（C）日テレ