【先週読まれた人気記事】菊池雄星投手の妻・瑠美さん メジャーリーガーの家族生活を語る…『夫人会』から受けた影響とは

2025.6.21 11:00

■父の他界…その時、菊池投手は

批判を乗り越えて結婚を決めた2人だったが、そんな折、それまで菊池投手を見守り続けてきた父・雄治さんの体をガンがむしばんでいた。2人が最後に雄治さんに会ったのは、シアトル・マリナーズの入団会見の日だったそう。「その時には病状はある程度知らされていて、もしかしたら今日が最後かな、という思いで、無理やり“写真撮るよ”って言って」と、菊池投手はその日を思い返した。そして、菊池投手が本拠地初登板の翌日、雄治さんは息を引き取った。

その時の様子について、瑠美さんは、「(菊池投手は)大きく取り乱す様子はなくて、冷静に受け止めて、ベッドから出ずに泣いている様子だった」という。しかし、菊池投手は、葬儀のために帰国することはしなかった。それは、「(日本に)帰っても(父は)喜ばないと思った」からなのだという。球団を通じて発表された声明で、菊池投手は「生前、父は私に野球に専念し、そのままチームの勝利のために頑張ってほしいといっていました。私は父の願いに敬意を表し、全力で頑張り、残りのシーズンを父に捧げたいと思っています」と、父への思いと決意を明かした。

息子・レオくんの「オ」の漢字は、父・雄治さん、そして夫・菊池雄星投手の「雄」。瑠美さんは、「絶対にその漢字は入れたい」と思っていたのだそう。夫の地元・盛岡に帰省した際には、菊池投手の母・加寿子さんをはじめ、親戚の方々がみな温かく迎えてくれるそう。そんな温かい家族に見守られ、応援されて、ひたむきに野球に打ち込む姿に、瑠美さんもまた、夫への敬意を表すのだった。

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