カズレーザー　特殊詐欺組織のマニュアル公開でスタジオ驚がく…一般人を詐欺師に仕立て上げる、恐るべき内容とは

マニュアルには詐欺を行う上で必要な情報が網羅されており、明星大学の心理学部教授で、臨床心理士の藤井靖氏は、マニュアルの存在が実行役の心理的なハードル下げていると話す。事細かく具体的に指示をされると、指示待ちで言われたことをこなせばいい状態となり、罪悪感や不安といった心理負荷も少なくできるという。またマニュアルの最後には「（捕まっても）何も話さなければ不起訴で済みます」といった記載もあり、実行役を安心させようとするが、櫻井氏によればそんなことはなく、実行役も逮捕の対象になると注意した。

番組の最後には、少しでも「怪しい」「おかしい」と感じたらためらわずに警察相談専用電話「＃9110」番に相談することが重要と強調された。カズレーザーは「根本的にはやっぱ被害に遭う人を減らすっていうのが大事かなとは思いますね」とコメント。続けて「高齢者がどうしても狙われてしまうと思うので、高齢者の資産を守る方法をもっと制度化しなきゃなと思いますね。防御力が上がれば、詐欺組織はそんな面倒くさいところとかは最初から狙わなくなるので、日本人って面倒くせえなって思わせるのが一番大事なことだとは思いますね」と話し、ひとりひとりの防犯意識が犯罪数そのものの減少につながるとした。

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写真提供：（C）日テレ