明日公開!映画『青春ゲシュタルト崩壊』 「学校って水槽みたい」心に響く名セリフを含む冒頭映像が解禁
2025.6.12 20:15
佐藤新(IMP.)&渡邉美穂がW主演を務める映画『青春ゲシュタルト崩壊』。明日6月13日(金)の公開を目前に、この度本編冒頭映像が解禁された。
本作は、2021年に単⾏本化されるとTikTokで話題となり、物語上で描かれる等⾝⼤の学⽣ならではの悩みに絶賛の声が続出した、丸井とまと原作の⼩説『⻘春ゲシュタルト崩壊』が原作。
<個性を押し殺し、他⼈に合わせて⾃分を⾒失うこと=⾃分の顔が⾒えなくなる>と原作で表現される【⻘年期失顔症】になった⼥の⼦が、新たな出会いを経て成⻑していく物語。これまでの⻘春⼩説とは⼀線を画し⾼い評価を受けている。脚本を務めるのはドラマ『Eye Love You』(TBS/2024年1月)を⼿掛けた三浦希紗。メガホンを取った監督は期待の若手、鯨岡弘識が務める。W主演を務めるのはIMP.の佐藤新&渡邉美穂。派⼿な⾒た⽬と乱暴な態度で教師から⽬をつけられているが、⼈⼀倍“痛み”に寄りそえる⾼校2年⽣の朝⽐奈聖(あさひな・ひじり)をIMP.のメンバーでありセンターを務める佐藤新が、⾃分の顔が認識できない【⻘年期失顔症】になってしまう間宮朝葉(まみや・あさは)を、⼥優として幅広く活躍をしている渡邉美穂が演じた。
いよいよ、13⽇(⾦)から公開初⽇を迎える映画『⻘春ゲシュタルト崩壊』。
本作には、⼼に響く名セリフが多く登場する。映画冒頭のプロローグにもその魅⼒がぎっしりと詰まっており、今回、本作の公開を記念して約2分の冒頭映像が解禁された。
解禁となった映像では、印象的な⽔⾳とともに、⽔槽の中を泳ぐたくさんの⿂たちが映し出される。「学校って⽔槽みたい。」そう語り始めるのは、渡邉美穂が演じる【間宮朝葉】だ。それに対し、「水槽?」と疑問を投げかける佐藤新演じる【朝⽐奈聖】の⾔葉が続き、⼤勢の⽣徒が登校していく校内の様⼦と⿂たちが映し出されていく。
美しい姿で⽔槽の中を優雅に泳ぎ続ける⿂たちと、⽣徒が⾏き交う校内の様⼦が重なるように描き出される幻想的な映像は、観る者を不思議な魅⼒で惹きつけ、映画の世界に引き込んでいくとともに、朝葉と聖から紡がれる⾔葉の数々が⼼に突き刺さる。
「みんな、狭い世界で溺れないように、置いていかれないように必死に泳ぎ続けている。その中で、人の噂話とか、悪口とか…そういうのをエサにしてお腹を満たしているの。」
「そのエサは…毒でしかないな」
「それでも食べちゃうんだよ。」
「なんで?」
「生きるためのエサはそれしかないって、生きる場所はそこにしかないって、思い込んでるから―」

他⼈に合わせ、⾃分を押し殺してきたことで【⻘年期失顔症】を発症、悩みを抱えながらも⾃分⾃⾝と向きあい、少しずつ成⻑していく朝葉が⼼の底からこぼしたこの⾔葉は、年齢や性別を問わず、誰にでも、どこにでも当てはめることができるのではないだろうか。
そのほかにも、⾬の中、⼀⼈で鏡をのぞきこむ朝葉の姿や、夜のプールでうつむく淋しげな聖の様⼦もあわせて映し出されており、この先2⼈が出会い、互いに影響を与えていく中で、その表情がどう変わっていくのか--。
朝葉の⾔うエサを「毒でしかないな」と⾔える真っ直ぐさと、穏やかに、包み込むように朝葉を気にかける⾔葉をつなげる聖の優しさも感じられる貴重な本編冒頭映像となっている。
聖役を演じた佐藤は「(原作を読んで)信じられないぐらいグサグサ刺さりました。学校ならではの⽢酸っぱさや爽やかさもあるんですけど、聖・朝葉が抱えている⼈間関係の悩みは学⽣の⽅に限らず、⼤⼈の⽅も同じように抱えている⽅が多いのではないかなと思います。⾊んな要素が詰まった作品だと感じました。」とその魅⼒を明かしており、「(映画を)観終わった後は、新しい⾃分になったような、⾃分の殻を破るきっかけになるような作品になったと思うので、⾊んな⽅に観て欲しいです。」と本作への想いを明かした。
同じく、朝葉役を演じた渡邉も、「(原作を読んで)⽣きていく中で⼈は誰もがコミュニティに所属していて、それぞれの⼈間関係があると思うのですが、その中で、⾃分はこうでなきゃいけない、みたいな考え⽅に縛られていたこともあって…。でも本当は選択肢ってたくさんあって、その時⾃分がどれを選んでもいいんだよっていうのを認めてくれた気がするんです。」と語り、「⾃分が思っている以上に世界って広いんだよ、と教えてくれる作品だなと思います。この作品をみて、少しでも頑張ってみようかなとか、励みになるような作品になればいいなと思っています。」と映画公開に向けての気持ちを明かした。

映画『青春ゲシュタルト崩壊』
6月13日(金)全国公開