映画『青春ゲシュタルト崩壊』 W主演を務める佐藤新(IMP.)&渡邉美穂にインタビュー 佐藤「(渡邉は)感情のリミッターが良い意味で外れてる」
2025.6.11 18:00■体力的に大変だった場面とは? 渡邉「あの時は自分が崩壊しました(笑)」
−−映画の中で印象に残っている言葉とかセリフはありますか?
佐藤:んー…………。なんかある?
渡邉:(笑)いっぱいあるよね。私は、朝葉の「これは選択です」です。朝葉が自分の道を決断していく中で、言い切るところが大好きで、自分でも言いながら、“そうだよ、その通りだよ!”って思って。人間って今まで続けてきた何かを一旦中断したりとか、やってきた方向性を変えたりした時に、人によっては“諦め”とかに捉える人もいると思うんですけど、本人は選択をして別の道に行くことを選んだだけだから、決してネガティブなものではないっていうことを、私も気づかされて。
佐藤:「これは選択です」って、映画『青春ゲシュタルト崩壊』の本質というか…。
渡邉:そうなの!気づかされたの、17歳の女の子に!
佐藤:「これは選択です」=映画『青春ゲシュタルト崩壊』なんだよね。それぐらい核心をついてる。(印象に残ってるセリフ)僕もこれです!今、聞いててハッとした。救ってくれてありがとう(笑)俺、こういう質問すごい悩んじゃうから…。

−−フィジカルな部分で大変だった撮影はありましたか?
佐藤:これ言っていいのかな?…〇〇ちゃうんだよね
渡邉:めっちゃネタバレだね(笑)んー…朝葉がピンチになる!
佐藤:ナイス!(笑)朝葉がピンチになって助けるシーンがあるんですけど、撮影前に別の場所を借りて、しっかりと(練習の)時間を取ってから本番に臨んだので、そこは結構頑張ったかなって。大変だったよね?
渡邉:大変でしたね。
佐藤:現場は結構大変だったね。練習よりも全然大変だった。俺が助けなきゃいけないのに、俺も〇〇ちゃって(笑)おもしろかったよね(笑)
−−他にはありますか?
渡邉:体力的にきつかったなって思ったのは、泣くシーンが結構多かったので…。(泣くシーンをやるのは)すごく好きではあるんですけど、自分の感情をコントロールできなくなる瞬間があって。カットがかかってるのに、なぜか涙が止まらなかった瞬間があって、あの時は自分が崩壊しました(笑)“え!?待って。どうなってんの自分!?”って思いながら(笑)今回の作品は、私以外の方も泣くシーンが多いので、その点では皆さん頑張ったんじゃないかなと!
佐藤:圧巻でした!間近で見てたんで、“これがプロのお芝居だ…”って。本当に口がパッカーンって開いちゃうぐらい、すげえって思っちゃって。感情のリミッターが良い意味で外れてるって女優さんとして武器というか…。僕も欲しい要素の一つなので、僕もこうなりたいな、こういうお芝居もできるようになりたいなって思いながら見てました。
渡邉:うれしいですね、ありがとうございます…!

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映画『青春ゲシュタルト崩壊』は6月13日(金)より全国公開
■出演
佐藤新(IMP.) 渡邉美穂
田辺桃子 新井美羽 水橋研二 濱田龍臣 藤本洸大 河村ここあ 福室莉音 愛来
戸田菜穂 / 瀬戸朝香
■原作
丸井とまと「青春ゲシュタルト崩壊」(スターツ出版刊)
■配給:NAKACHIKA PICTURES
■ストーリー
ある日突然、【青年期失顔症】を発症してしまい、周囲に知られてしまうことを恐れた朝葉は誰にも言えず一人で悩んでいた。そんな、朝葉の異変に気が付いたのは、唯一、同級生の聖だった。聖は朝葉に「今までと変えなくていいの?」と問いかける。彼に振り回されながらも、朝葉は本当にやりたいこと、好きなことは何か、自分自身を見つめ直しはじめ、次第に聖の存在が朝葉の中で大きくなっていく。同じく聖も朝葉と一緒にいるうちに、ずっと抱えていた“あること”に向き合うように…。