辻村深月の名作『この夏の星を見る』児童文庫化!コロナ禍の青春と星空をつなぐ若者たちの感動作

2025.6.11 17:45

辻村深月による小説『この夏の星を見る』の角川つばさ文庫版が6月11日(水)に発売された。2025年7月4日に控える実写映画公開に先駆けての刊行となる。

本作は、新型コロナウイルスが流行する2020年の春を舞台に、天体望遠鏡で星を探す速さを競う「スターキャッチコンテスト」に挑む中高生たちの姿を描いた物語。パンデミック下で制限された日常の中、オンラインでつながりながら成長していく若者たちの姿が描かれている。

角川つばさ文庫版では上下巻に分けて刊行され、すべての漢字にルビが振られ子どもたちが読みやすい工夫が施されている。表紙は児童文庫で人気の高いイラストレーター・那流が担当。上下巻を並べると一枚のイラストになる特別仕様となっており、各巻には約20点もの美しい挿絵が収録されている。

【あらすじ】

新型コロナウイルスが流行する2020年の春。
中学1年生の真宙は、新入生でたった1人の男子生徒だった。
「学校、ずっと休みのままになれ」そう思っていたけれど、クラスメイトに誘われて、思いがけず理科部に入ることに。
そこで知ったのは、星を探す速さを競う「スターキャッチコンテスト」。
合宿が中止になり落ち込む亜紗や、親友から距離を置かれた円華といった、高校生たちとオンラインでつながって――?

辻村深月は2004年に『冷たい校舎の時は止まる』でデビューし、『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』で直木三十五賞、『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞するなど多数の作品を世に送り出してきた実力派作家。

『この夏の星を見る 上』は990円(税込)、『この夏の星を見る 下』も同価格で発売。
『角川つばさ文庫』は2009年の創刊以来、児童文庫シェアNo.1を誇るレーベルで、子どもたちの「読みたい気持ち」を応援し、多様なジャンルの作品を提供している。

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